演歌歌手の小金沢昇司さん経営の芸能プロダクションが破産開始

ジャパンドリームエンターテイメント本社が入居していたビル

 ジャパンドリームエンターテイメント(株)(TSR企業コード:012926124、法人番号:5011101071494、新宿区市谷八幡町13、設立2014(平成26)年10月、資本金1000万円、小金澤昇司社長)は7月21日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
 破産管財人には須崎利泰弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所、中央区八重洲2-8-7)が選任された。

 演歌歌手の小金沢昇司氏が代表を務め、芸能プロダクションを運営していた。小金沢氏を含む数名の歌手らが所属しており、一部版権も所有していた。2020年初旬ごろまで、イベント等を中心に営業活動を行っていたが、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により、イベント等の出演依頼が急減した。
 さらに、同年11月に小金沢氏が酒気帯び運転容疑で逮捕されたことにより、芸能活動を自粛。その後は実質営業活動を停止していた。
 なお、イベントの企画などを手掛けていた関連会社の(株)ブルークリスタルプロダクション(TSR企業コード:352184701、法人番号:8021001028855、神奈川県大和市深見西2-4-26、設立2006(平成18)年5月、資本金30万円、小金澤昇司社長)も7月21日、破産開始決定を受けた。

 負債はジャパンドリームエンターテイメントが約2500万円、関連のブルークリスタルプロダクションが約3700万円で、2社の負債合計約6200万円。

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