「赤ちゃんの駅」で子育て応援 佐世保市、民間施設の登録進める

「赤ちゃんの駅」の目印となるステッカー(佐世保市提供)

 長崎県佐世保市は、乳幼児の授乳やおむつ替えをするスペースがある民間施設を「赤ちゃんの駅」として登録していく。昨年度以降、市役所などの公共施設から段階的に増やしており、市は「子育て中の親子を応援する機運を市全体でつくっていきたい」としている。
 認定要件は、赤ちゃんを連れた保護者が外部の目を気にせず授乳やおむつ交換ができる施設。商業施設などを想定しており「赤ちゃんの駅」認定により、子連れで安心して来店しやすい店であることをPRでき、企業のイメージアップにつながると市は考えている。
 「赤ちゃんの駅」事業は2006年に東京都板橋区が始め、全国に広がった。佐世保市では公共施設25カ所を認定している。
 目印は、市オリジナルのステッカー。ピンクを基調に、子どもの笑顔を地域の大人が見守り、優しく支える社会を表現している。「赤ちゃんの駅」の場所は市の子育てサイト「すくすくSASEBO」で公開中。
 登録は、市ホームページなどから申請する。問い合わせは市子ども政策課(0956.24.1111、内線5412)。

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