タープは強い日差し、雨、風などを除けるのに役立つ便利なギア。キャンプやアウトドアで快適に過ごすための必需品です。形、サイズ、デザインにいたるまでさまざまな種類があり、どれを選んだらよいか迷ってしまう人も多いのでは? そこで、コールマンやスノーピークなどのおすすめ商品のほか、選び方や張り方も紹介します。
キャンプ用タープの種類とおすすめの選び方 初心者向けに詳しく解説します!
「タープ」とひと口にいっても、形状、機能、デザインなどが商品によってさまざま。
ここでは、初心者向けに、タープの種類・選び方・張り方を紹介します。
【タープの種類と選び方】ヘキサ・レクタ・ウイング・スクリーンなど 選ぶときは機能もチェック!
タープには、ヘキサ・レクタ・ウイング・スクリーンなどの種類があり、それぞれ形や特徴が異なります。
【タープの主な種類】
- ヘキサタープ(六角形)
…アレンジしやすく、風に強い - レクタタープ(長方形)・スクエアタープ(正方形)
…面積が広く、大人数向き - ウイングタープ(ひし形)
…コンパクトで設営が簡単 - スクリーンタープ(テント形)
…テントのように側面と天井面がおおわれている
タープを選ぶときは、形だけでなく、機能面もチェックするのがポイント。
使われている素材によって性能が異なるので、以下の点に注目して選びましょう。
【素材について】
- 難燃性(燃えにくいか)
…焚き火をするときは、火の粉に強いTC(ポリコットン)素材がおすすめ - 耐水性(浸水しにくいか)
…耐水圧が高いものなら雨でも安心 - UVカット性能(紫外線対策できるか)
…UVカット率が高いものは、紫外線による日焼け防止に役立つ
夏場にタープを使うときは、遮光率が高いタイプもおすすめ。
濃い日陰をつくれるので、涼しく過ごせます。
▼くわしくはこちらの記事で!
【タープの張り方】メインポールをしっかり立て、ガイロープでピンと張るのがポイント
タープは、コツさえつかめば張り方は簡単。
参考として以下に、ヘキサタープの張り方の手順をまとめました。
- レイアウトを決め、タープ本体を広げる
- メインポールをタープの延長上に倒し、直角三角形になるように左右にガイロープを打ち込む
- メインポールを立ち上げ、ガイロープの長さを左右同じにする
- もう片方のポールを立ち上げ、自在金具でガイロープを張り、タープ本体もピンと張る
- サブポールを使って好みのスタイルに形を整えれば完成
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太陽の位置、風向きなどを確認してから、タープの位置を決めましょう。
▼くわしくはこちらの記事で!
ここからは、初心者、ソロ、グループ、それぞれに適した、人気アウトドアブランドのおすすめタープをまとめて紹介します。
【初心者向き】ヘキサタープのおすすめ2選! スノーピークやコールマンの人気モデル
タープ初心者には、簡単に設営できるモデルがおすすめ。
ここでは、手軽に設営できる上、気分が上がるおしゃれなデザインの人気タープ2つを紹介します。
Snow Peak(スノーピーク)「アメニティタープ ヘキサLセット」 ソロからファミリーまで使える!
Snow Peak(スノーピーク)の「アメニティタープ ヘキサLセット」は、初心者でも設営しやすいエントリーモデル。
ソロからファミリーまで使える、余裕の大きさです。
ポールとペグも付属するので、別途用意する必要がなく、購入後すぐに使えるのがうれしいポイント。
設営時のフォルムが美しく、見た目もおしゃれです。
【スぺック】
- タイプ:ヘキサタープ
- サイズ:1,220×780cm
- 収納サイズ:80×17×高さ19cm(キャリーバッグサイズ)
- 重量:7.9kg
- 付属品:スチールポール、スチールペグ、自在付ロープ、コネクションテープ、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
▼レビュー記事はこちら!
テントを併用するときは、中級以上のベテランキャンパーに見える「小川張り」に挑戦するのもおすすめ。
▼ヘキサタープでできる小川張りの方法はこちらの記事で!
Coleman(コールマン)「XPヘキサタープ/MDX」 設営&撤収が簡単!
Coleman(コールマン)の「XPヘキサタープ/MDX」は、、ポールがX字になっているという構造上安定しやすく、設営が簡単にできるのが魅力。
そのため、初心者でも取り扱いやすいモデルです。一人で設営することも可能。
アレンジ性も高く、ロープの張り方を変えることで日陰の面積を増減できて便利。
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付属のサイドポールを使ってアレンジすれば、外からの視線をシャットアウトし、プライベート空間を確保するのにも役立ちます。
【スぺック】
- タイプ:ヘキサタープ
- サイズ:(約)460×435×高さ230cm
- 収納サイズ:(約)直径18×74cm
- 重量:(約)7.6kg
- 付属品:サイドポール、ペグ、ロープ、ハンマー、キャリーバック
▼愛用者レビューはこちら!
【ソロキャンプ向き】おひとりさまにちょうど良いサイズ感のおすすめタープ2選
ここでは、ソロキャンプやツーリングなどに便利な、軽量&コンパクトなモデルを紹介します。
DD Hammocks(DDハンモック)「DDタープ3×3」 軽量で水ぬれに強い! 多彩なアレンジが可能!
DD Hammocks(DDハンモック)の「DDタープ3×3」は、重量790gと軽量な上、折りたたむとザックにすっぽり入るコンパクトさが魅力。
耐水性3,000mmのスペックを誇り、雨除けにも役立ちます。
19個のループが付いていて、さまざまな貼り方ができるも大きな特徴です。
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紹介したモデル以外に、カラーバリエーションやサイズ展開が豊富にあり、用途や人数に適したものを選べるのもうれしいポイント。
【スぺック】
- タイプ:スクエアタープ
- サイズ:300cm×300cm
- 収納サイズ:-
- 重量:790g
- 付属品:ガイドライン、ペグ、キャリーバッグ
▼くわしくはこちらの記事で!
UNIFLAME(ユニフレーム)「REVOタープsolo」 デュオキャンプにもおすすめ!
UNIFLAME(ユニフレーム)の「REVOタープsolo」は、ソロキャンプでテントと併用すると、ちょうど良いサイズ感。
「solo」の名前がついているものの、サイズ的には2人でも快適に使えます。
そのため、デュオキャンプでの使用もおすすめ。
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六角形の長い対角線の端にほどこされているヘヴィーメッシュ加工もクール。
【スぺック】
- タイプ:ヘキサタープ
- サイズ:(約)最大幅350cm×高さ180cm
- 収納サイズ:(約)40×15×高さ15cm
- 重量:(約)1.1kg
- 付属品:張縄メイン、張縄サブ×4、ポールケース、ペグケース、収納ケース
▼レビュー記事はこちら!
【ファミリーやグループ向きタープ】ローベンス「アウトバックタープ4×4m」がおすすめ
ROBENS(ローベンス)の「アウトバックタープ4×4m」は、素材にポリコットン(コットン35%・ポリエステル65%)が使われています。
日陰の面積が広い、火の粉に強いなどの特徴があり、オールシーズン使えるのが魅力。
ガイラインポイントが16カ所あり、使用シーンや用途に応じて、多彩にアレンジできます。
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4~6人の使用にぴったり!
【スぺック】
- タイプ:ウイングタープ
- サイズ:400×400cm
- 収納サイズ:57×41×18 cm
- 重量:3.8kg
- 付属品:Vペグ、ガイロープ
▼レビュー記事はこちら!
【おまけ】これも知っておきたい! タープポールを選ぶときの注意点
タープを設営するときに欠かせないのが「タープポール」。
選ぶときは、以下のポイントに注意しましょう。
- メインポールは2本用意する
- ポールに使用されている素材はそれぞれメリット・デメリットがある
- 太すぎるポールはNG
タープポールは太くて頑丈なものが良いのでは? と思ってしまいがちですが、タープとのバランスが悪いと、かえって無理な力がかってしまい、タープがダメージを受けることも。
荷物が重くなったり、コスパが悪くなったりするので、使用するタープとのバランスを考慮し、適したものを選びましょう。
▼くわしくはこちらの記事で!
タープはアウトドアを快適にする便利ギア! 人数に適したサイズを選ぶのがおすすめ
キャンプやアウトドアに行くときは、タープを活用して、突然の雨、強い日差しや紫外線などに備えるのがおすすめ。
周りからの視線もシャットアウトできるので、人目を気にせず、快適に過ごせます。
タープはサイズからデザインにいたるまでラインアップが豊富にあり、ソロやグループキャンプなど、あらゆるシーンで活躍する便利なギアです。
(ライター:hayase)