アストンマーティン・ワークスドライバーのジョナサン（ジョニー）・アダムが新型コロナウイルスに感染。彼は今週末に行われるトタルエナジーズ・スパ24時間にガレージ59から出場予定だったが、これを欠場することになった。
ル・マン24時間でのクラス優勝など豊富な耐久レース経験を持つアダムは先週、COVID-19のテストを受け陽性となった。この結果を受け、ガレージ59はマービン・キルホファーをイギリス人ドライバーの代役として起用するとしている。
キルホファーはGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ（GTWCヨーロッパ）に参戦したRモータースポーツのアストンマーティン・バンテージGT3で経験を積んだ27歳のドライバーだ。彼は今週末のレースでプロ・アマクラスにエントリーしている188号車アストンマーティン・バンテージGT3のラインアップに加わることとなった。
IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジとGTWCヨーロッパのハイライトに位置づけられるスパ・フランコルシャンの24時間レースを欠場するアダムは、同じくスパで最近行われたブリティッシュGTのレースではロス・ガンと交代した。
しかし若いアストンマーティン・ワークスドライバーは、スパ24時間ではガレージ59のオールファクトリープロラインアップの一部を形成しており、今戦での代役は不可能だった。そこで白羽の矢が立ったのがキルホファーだ。
このドイツ人ドライバーはこの週末、アレクサンダー・ウェスト、クリス・グッドウイン、チャーリー・イーストウッドとマシンをシェアする。
ウェストとグッドウインは現在、スパのレースウイークに入るプロ・アマのランキングをリードしている。ドライバーラインアップを変更したガレージ59はプロ、シルバー、プロ・アマの各クラスに合計3台のアストンマーティンを投入する予定だ。
