東京五輪競泳女子200メートル個人メドレー決勝(28日、東京アクアティクスセンター)、大橋悠依(25=イトマン東進)が2分8秒52で優勝し、金メダルを獲得した。大橋は25日に400メートル個人メドレーを制しており、2冠達成。競泳日本女子で初めて2つの金メダルを手にした。
まさに無双モードだった。最初のバタフライを5番手でターンすると、背泳ぎ、平泳ぎで2番手に浮上。そしてラスト50メートル、自由形の激しいデッドヒートを制した大橋は2分8秒52のタイムで1着フィニッシュ。電光掲示板で自身の順位を確認すると力強いガッツポーズで喜びを爆発させた。
連日のレースも心配無用だったようだ。前日27日の準決勝後は「足が重くて、疲れは結構感じている」としながらも「動き自体は悪くない。ブレスト(平泳ぎ)は楽にいけると思うし、フリー(自由形)で上げられる」と話していた通り、競り合いに負けない泳ぎを見せた。