「演じ屋」で共演の奈緒&磯村勇斗、加藤柚凪にゾッコン。「手のひらで転がされている」

WOWOWプライムで7月30日にスタートする、WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」(金曜午後11:30)の完成報告会見が開かれ、主演の奈緒、磯村勇斗、そして野口照夫監督、さらにサプライズゲストで子役の加藤柚凪が出席した。

本作は、依頼された役になりきる“演じ屋”という職業をテーマにした物語で、演じ屋のアイカを奈緒、自分を痴漢の冤罪(えんざい)に追い込んだ犯人たちに復讐(ふくしゅう)するためにアイカを雇うトモキを磯村が演じる。最初は、演じ屋という職業に戸惑いを隠せないトモキだったが、アイカとの復讐を通じて成長していき、物語が進むにつれてアイカとの恋の予感も。アイカもトモキを演じ屋の世界に引き連れて、自身のある復讐の目的に誘い込む。ドラマでは、演じ屋の仲間たちの姿を描きながら、家庭内暴力や飲酒運転など日本が抱える社会問題にも切り込む。

「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」のテレビドラマ版などを手掛けてきた野口監督は、2000年代初頭にインディーズ作品として「演じ屋」を制作し、約20年ぶりに新しい「演じ屋」を生み出すこととなった。

先行配信された第1話の反響について、野口監督は「正直…めっちゃいい感じ!」と手応え十分で、磯村も「一瞬で終わったと思うくらい、内容が詰まっているドラマ。見応えがある」と自信をのぞかせた。奈緒は「ファンの多い作品なので不安もあったけれど、いい反響をいただいているということでホッとしています」と好評に胸をなで下ろしていた。

各話に出演するゲスト俳優陣も見どころ。磯村は田中俊介との共演を挙げて「かなり嫌な男性を演じているけれど、現場で本当に腹が立ちました。それくらいすごい作り込み。肩をぶつけるシーンでは、目が本気過ぎてシュンとなって、役に対するアプローチが強すぎて負けました。本当に怖かった。でも、オフの時は優しいお兄さん。すてきな俳優さんです」と絶賛。奈緒も「撮影が終わった後は優しかったですね。でも、それが逆に怖かった」と言って笑わせた。

奈緒は、純烈のメンバーで元力士の白川裕二郎との共演を振り返り、「母が純烈好きで、メッセージをもらいました」と役得を喜び、さらに、元AKB48の島崎遥香との共演に「AKB48当時一番好きで、帰り際に『ずっと好きでした』と伝えました。すごく喜んでくれて、神対応をしてくれました」と「ぱるる推し」ということで、島崎ならではの“塩対応”ではなかったことを明かし、喜色満面だった。

そんな2人をメロメロにしたのは、演じ屋の仲間・松田セイルを演じた加藤柚凪。奈緒が「本当にかわいかった。インスタも見ている!」と声を弾ませると、磯村も「子役ってどうしてあんなにお芝居が上手なの!? 礼儀正しいし、僕らよりも大人。あれは演じているのか? もはや“演じ屋”なのか!? アドリブの対応もすごい」とリスペクト。重ねて奈緒は「私も手のひらで転がされている感がありました」と加藤の大物ぶりに感嘆していた。

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