東京五輪の新競技サーフィン男子で銀メダルを獲得した五十嵐カノア(23=木下グループ)が、3年後のパリ五輪へ気持ちを切り替えた。
メダル獲得から一夜明け、28日に都内で行われた会見に女子で銅メダルに輝いた都筑有夢路(つづき・あむろ=20)とともに出席。開口一番、五十嵐は「今回のオリンピックは一生忘れないイベント。自分のこともそうだし、サーフィンを世界に見せるチャンスをくれてありがたい」と振り返ると「次のパリ五輪、早くやりたいなと思います」と表情を引き締めた。
目標とする金メダルにはあと一歩届かなかった。それでも、自身の活躍で競技自体が注目を集めたのは事実で「サーフィンのファンになった人も多いと思う」と胸を張った。
2人は28日の朝から各テレビ局に引っ張りダコで、都筑は「朝から何個カメラを見たか分からない。夢の続きを見ているようです。五輪の影響がこんなにすごいんだと感じました」と語る。さらに「これからはサッカーや野球のように扱ってほしいし注目してほしい。アスリートとして、本当のスポーツとして認めてくれたらうれしいです」と訴えていた。