【五輪卓球】伊藤美誠、圧勝でシングルス4強入り 2冠まであと2つ

<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

28日、東京五輪の卓球競技5日目の女子シングルス準々決勝に伊藤美誠(スターツ)が登場。田志希(チョンジヒ、韓国)にゲームカウント4-0で完勝し、ベスト4入りを決めた。

石川佳純が午前に行われた準々決勝で敗れており、伊藤は五輪女子シングルスで日本勢初となるメダルを狙う。

伊藤美誠vs韓国のエース

写真:伊藤美誠/提供:AFP/アフロ

26日に混合ダブルス金メダルを獲得した伊藤は、27日に3回戦でユ・フ(ポルトガル)を4-1で、4回戦でスターシニー(タイ)を4-0で下し順当に勝ち上がってきた。

対する韓国のエース左腕・田志希は、2011年に中国から帰化し、韓国代表としてリオ五輪にも出場している。Tリーグではトップ名古屋、日本生命レッドエルフに所属した経歴を持つ。

伊藤美誠、ベスト4へ

写真:田志希/提供:ITTF

伊藤は世界一とも言われる多彩なサーブで田志希を崩す。第1ゲーム4-0、第2ゲーム10-0と大量リードで試合を支配し、あっさり2ゲームを連取。

第3ゲームは序盤、2-0と田志希がリードするも、伊藤は20歳ながら貫禄すら感じさせるプレーで4-3とあっさり逆転する。一方の田もデュースまで追い上げたが、伊藤は終始サーブレシーブで主導権を握り、12-10でこのゲームを制す。

ゲームカウント3-0とした伊藤は、続く第4ゲームも要所でバックハンド強打を決め、圧巻のストレート勝ちでベスト4入りを決めた。

伊藤は次戦の準決勝で、孫穎莎(中国)とハン・イン(ドイツ)の勝者と対戦する。勝てば伊藤の今大会2つ目のメダルが確定する。

女子シングルス4回戦

〇伊藤美誠 4-0 田志希(韓国)
11-5/11-1/12-10/11-6

文:ラリーズ編集部

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