巨人の若き強肩捕手・山瀬が一軍合流 生き残りをかけ「謙虚に、全力で」

一軍全体練習に合流した山瀬

巨人の山瀬慎之助捕手(20)が28日、ジャイアンツ球場で行われた一軍全体練習に合流した。

この日は投内連係やシートノック、打撃練習で汗を流した山瀬。先輩捕手の小林、大城に負けじと声を張り上げ、練習を活気づけた。

今後はエキシビションマッチ途中から一軍本隊に再合流し、5試合目となる8月5日のソフトバンク戦(ペイペイ)まで帯同予定。活躍次第では後半戦の一軍メンバー入りも現実味を増すだけに、気合も入る。山瀬は「20歳なので、若々しく、元気よく。そういうところの印象が一番大事だと思っているんで。しっかり印象に残せるように、ということをやろうかなと思います」と、全力プレーでのアピールを誓った。

2番手としてマスクをかぶっていた炭谷が今季途中に楽天へ移籍したこともあり、若手にもチャンスは十分にある。山瀬自身も「チャンスはチャンスだと思いますし、自分ができることはできる限り全力でやるしかない。一軍に呼ばれているから合わせて、というよりは、自分ができることを謙虚に全力で」と一軍の座を虎視眈々と狙っている。

課題は守備としながらも、自慢の強肩は一軍の舞台でも武器になる自信はある。「一軍のゲームで守れるような信頼を勝ち取らなきゃいけない。自分の持ち味はスローイングの強さなので、負けないぞ、というところはアピールしていきたい」。未来の正捕手候補にとっての、ひと夏の挑戦が今始まろうとしている。

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