【卓球】伊藤美誠がシングルス準決勝進出「余裕を持ってプレーできた」

準決勝進出を決めた伊藤(ロイター)

28日に行われた東京五輪卓球女子シングルス準々決勝(東京体育館)で、伊藤美誠(20=スターツ)が、田志希(韓国)を4―0で下し、準決勝進出を決めた。

混合ダブルス金メダルに輝いた伊藤が、日本勢として女子シングルス初のメダル獲得に王手をかけた。序盤から過去4戦負けなしの田を圧倒し、第2ゲームは10―0の展開に。卓球界の暗黙の了解となっている〝0点回避マナー〟が存在するが、手を抜かなかった。ここは自身の得点にはならなかったものの、常に勝ちにいく姿勢を貫いた。会心の勝利に伊藤は「最初のゲームから良かった。余裕を持ってプレーできたので、とてもいい試合だった」と納得の表情を浮かべた。

コンディションも回復した。26日夜の混合ダブルス決勝翌日は、3時間睡眠でシングルス3、4回戦こなすハードスケジュール。その夜は8時間睡眠を確保してこの日の試合に臨んでいた。勝てば銀メダル以上が確定する準決勝へも「しっかり準備をして、よく眠ることが大事になる。明日は楽しんでプレーしたい」と休養十分で臨むつもりだ。

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