仙台市長選に立候補。現職 郡和子氏(こおり・かずこ)氏の経歴・政策は?

任期満了にともなう仙台市長選(7月18日告示、8月1日投開票)に、無所属現職の郡和子氏(64)が立候補しました。なお、仙台市長選には無所属新人の加納三代氏(45)も立候補しています。

鹿児島県出身、慶應義塾大学大学院修了。2012年の衆院選で初当選、現在は障害福祉施設運営会社の代表を務める

郡氏は1957年仙台市生まれ、東北学院大学経済学部卒業。東北放送株式会社に入社し、解説委員、報道制作局部長を務めました。

2005年の衆院選に初当選、以降4期連続当選しました。内閣府大臣政務官、東日本大震災復興対策担当大臣政務官を歴任。2017年の仙台市長選で初当選し、今回は2期目への挑戦となります。

郡氏の掲げる政策とは

郡氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。

<チャレンジ10>
「新たな杜の都」(“The Greenest City” SENDAI)に向けた、10の挑戦

チャレンジ1 新型コロナを克服する
何よりも徹底的な新型コロナ対策を行います。
希望される方への着実・円滑なワクチン接種、変異株への警戒、高齢者施設・飲食店等従事者向けのPCR検査の継続、感染に不安がある皆様に向け、検査機会を提供します。
あわせて、飲食・サービス業・観光業、イベント産業などダメージを受けた各種業界の皆様を支援します。

チャレンジ2 子どもたちを守る。
いじめによる若い命の自死を繰り返さない。
教職員、保護者、地域の大人たちの連携のもと、いじめ根絶にむけて粘り強く取り組むとともに、増加傾向にある学校に行けない子供たちの居場所づくり、学習機会の提供を進めます。

チャレンジ3 社会的孤立を防ぐ。
深刻化する世帯の孤立・貧困問題について、民間支援団体とも連携しながら支援体制を構築するとともに、ヤングケアラーの実情把握に取り組みます。
また、「(仮称)女性・若者活躍推進会議」を創設し、女性や若者の生きづらさと向き合い、多様な生き方・活躍を応援します。

チャレンジ4 子育てを応援。
新生児とママを祝福するお祝い、出産後も働きやすい職場環境の促進、保育の充実(令和4年度待機児童ゼロ)、男性の育休取得促進など、重層的な対策を講じます。

チャレンジ5 可能性を開く。
市長のトップセールスによる企業誘致を行うとともに、「地方分散」の追い風を捉え、高度ICT人材の育成や観光デジタルマーケティングなど、仙台の豊富な人材と東北連携のポテンシャルを活かした経済・観光の戦略的な活性化策を講じ、コロナ後の都市間競争に勝ち抜きます。

チャレンジ6 ワクワクする街づくり。
都心再構築、定禅寺通り活性化、仙台駅前の広場化に加え、若者を中心としたアート・エンターテイメントに着目した創造の場を広げる施設整備など、ワクワクするような、仙台でしか味わえない、多彩な魅力があふれる都市空間づくりを進めます。

チャレンジ7 デジタル化が未来の入口。
AIやビッグデータなどを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)で、近未来型サービスの便利さが、世代を超えて実感できるデジタル再活用都市の構築に取り組みます。
育みたいものがある。

チャレンジ8 防災環境都市を目指す。
省エネ、再生可能エネルギーの普及、温室効果ガスの削減など、2030年を見据えた市民協働による脱炭素都市づくりを進め、「防災環境都市・仙台」のブランド力を高め世界に発信します。

チャレンジ9 歴史と文化を育む。
文化芸術拠点となる我が国トップクラスの音楽ホールを創るとともに、大手門復元をはじめとした青葉山公園の重点整備、貞山運河活用など、仙台開府以来の歴史と文化が薫るまちづくりを進めます。

チャレンジ10 市役所意識改革。
市民サービスの利便性向上と業務の効率化に取り組むと同時に、厳しい財政状況を踏まえ、更なる行財政改革を進めます。
あわせて、女性管理職の積極登用、現場主義・創例主義の徹底で、オール市役所で意識改革と組織力の向上を図ります。

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