レッズがさらなるブルペン補強 ロッキーズからギブンズを獲得

日本時間7月29日、レッズがマイナー2投手とのトレードでロッキーズから救援右腕マイケル・ギブンズを獲得することが明らかになった。レッズは前日にヤンキースとのトレードで救援右腕ルイス・セッサと救援左腕ジャスティン・ウィルソンを獲得したばかり。ロッキーズとのトレードが成立すれば、2日間でメジャーでの実績があるリリーバーを3人獲得したことになる。弱点のブルペンを強化しようという明確な意思が見える動きとなっている。

現在31歳のギブンズは今季ここまで31試合に登板して29回2/3を投げ、3勝2敗8ホールド、防御率2.73、34奪三振を記録。ロッキーズではクローザーのダニエル・バードにつなぐセットアッパーを務めていた。オリオールズ時代にはセットアッパーだけでなくクローザーの経験もあり、2017年に自己最多の21ホールド、2019年に同じく自己最多の11セーブを記録。レッズは現在、ヒース・ヘンブリーがクローザーを務めているが、ギブンズにもセーブ・シチュエーションでの登板機会が与えられるかもしれない。

ロッキーズがギブンズの対価として獲得する2投手は、いずれも「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでレッズのトップ30にランクインしている。同ランキングで20位のケース・ウィリアムスは19歳の先発右腕で、昨年のドラフトでロッキーズが4巡目(全体110位)指名。昨年11月にロバート・スティーブンソンらとの2対2のトレードでジェフ・ホフマンとともにレッズへ放出されていたが、ロッキーズが再獲得することになった。今季はマイナーA級で12試合(うち11先発)に登板して2勝5敗、防御率5.55を記録している。

ロッキーズが獲得するもう1人の選手は、前述のランキングで26位のノア・デービス。2018年ドラフト11巡目(全体319位)指名でレッズに入団した24歳の先発右腕で、今季はマイナーA+級で13試合に先発して3勝6敗、防御率3.60という成績を残している。

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