「八月は夜のバッティングセンターで。」第5話のレジェンド選手は日本球界伝説の“女房役”里崎智也

テレビ東京ほかで8月11日放送の連続ドラマ「八月は夜のバッティングセンターで。」(水曜深夜1:10)の第5話に、レジェンド選手として里崎智也が出演することが分かった。

本作は、夏休みに都内のバッティングセンターでアルバイトをすることになった女子高校生・夏葉舞(関水渚)と、「バットのスイングだけで、その人がどんな悩みを抱えているか分かる」と豪語する謎の元プロ野球選手・伊藤智弘(仲村トオル)が、毎回バッティングセンターを訪れる悩める女性たちを「野球論」で例えた独自の「人生論」で解決へと導いていくベースボール・ヒューマンドラマ。

これまでにも、ノールック投法の元メジャーリーガー・岡島秀樹、セ・パ両リーグでの本塁打王達成の強打者・山崎武司、日本やメジャーリーグをはじめとしプロにこだわり続ける川﨑宗則選手、職人的リリーフエース・五十嵐亮太らが、人生を語る野球場に登場し、数多の悩める者たちを奮い立たせてきた。

第5話で描かれるのは、バッティングセンター常連の親子の物語だ。

寺本沙織(佐藤仁美)は、息子の優斗(中村羽叶)が笑顔でバッターボックスに立つ姿を応援していた。一見幸せそうな親子だが、自宅では沙織と夫とのいさかいが絶えないため、優斗の表情は暗かった。それでもバッティングセンターに来れば、必死に笑顔で打席に立つ優斗。その理由を知る伊藤は、優斗に「頑張れ」と声を掛ける沙織に対し、「頑張るのはあんただろうが」と鼓舞する。

伊藤が沙織を導いた野球場で待っていたのが、“ロッテ一筋16年”日本球界を代表する女房役として知られた里崎智也。里崎は、今回のドラマ出演に「『やっと来たか』という感じでしたね! 引退してから7年目になりますけど、いろんな仕事を拒否ることなく、全部一生懸命やってきましたけど、まだドラマのオファーがなかったので、今回オファーをいただいて、いの一番で『やります!』という返事をしまして。どんなものかやったことがないので楽しみながらやりたいと思いますけど、(聞いた瞬間は)うれしさしかなかったですね」と満面の笑みを浮かべた。

そんな里崎は、野球について「いつも言ってるんですけど“遊び”です」と、当然のように答える。「こんな面白い遊びはほかにないですね。しかも遊んで大金がもらえる! こんな素晴らしいことはないですよね。8歳から始めて38歳までプロ野球を30年間やってきまして、大学生まではお金を払って野球をしてきましたけど、プロに入ってお金をもらって毎日遊べる! しかもプロの最高峰の場面で、喜怒哀楽ありましたけど、いろんな意味で楽しんで遊びができたので、今後も野球を遊びながら、なかなかプレーすることはないですけど、観戦していきたいと思います」とちゃめっけたっぷりに、野球への愛を表現した。

そして、本作については「どんな感じになっているのかっていうのが興味あると思うので、ぜひ確認して、『これは2回目、3回目あるぞ』なのか、『もうこれっきりないだろうな』なのかを見てください。僕自身は自己評価が高いので2回目、3回目があると思ってますけど…。次はドラマ、映画もありますから、いろんなところからオファーが来るように、出演が増えるように、SNSでバズらせてください!」と自信をのぞかせた。

© 株式会社東京ニュース通信社