田中みな実が映画初主演 傷つき揺れる30代独身女性を等身大で演じる 「ずっと独身でいるつもり?」

田中みな実が、「ずっと独身でいるつもり?」で映画初主演することが明らかになった。“自分にとっての幸せのかたち”を見つけ出す、30代独身女性作家を等身大で演じる。

「ずっと独身でいるつもり?」は、おかざき真里の同名コミック(原案は雨宮まみ)を実写映画化した作品。10年前に執筆した、女性の人生における幸せの価値を赤裸々に描いたエッセイのヒットで一躍有名作家となった主人公の本田まみが、“自分にとっての幸せの形”を見つけだす姿を描く。

ドラマ「M 愛すべき人がいて」での怪演ぶりが話題となるなど多くのドラマに出演し、初の写真集が大ヒットを記録。多方面で活躍を見せる田中みな実にとって映画初主演となる本作では、やりがいのある仕事や好きなものに囲まれる暮らしに充足感を得ながらも、周囲の雑音に傷つき、苦しみ、揺れる30代の独身女性を演じている。

映画初出演にあたって田中みな実は、「自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました」と語り、「自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです」とメッセージを送っている。

公開されたティザーポスタービジュアルでは、東京の夜にひとりたたずむ本田まみ(田中みな実)の姿が映し出されている。あわせて公開された超特報では、満ち足りているはずの日常を送りながらも、どこか充足感を得られない部分を持つ本田まみの姿が切り取られている。

監督を務めるのは、2015年に若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)に選出され、短編映画をセルフリメイクした「おいしい家族」などで知られるふくだももこ。映画やドラマで活躍すほか、2016年に「えん」で第40回すばる文学賞佳作を受賞するなど、小説家としても作品を発表している。ふくだ監督にとって、本作は自身の出産後初の監督作品となる。

【コメント】

■主演・田中みな実(本田まみ役)

この作品は結婚できない女の話ではありません。結婚しないで生きていくと決めた女の話でもありません。30代。結婚しているとかいないとか、子供がいるいないで何かと判断をされることがありますが、それって本当に大切なことでしょうか?結婚している女は幸せで、していない女は不幸せ?
自身も30代半ばに差し掛かり、このタイミングでお話をいただけたことに大きな意味を感じました。
主人公の本田まみ(36)に共感するところが多かったわけではありませんが、仕事がうまくいかないとき、ふと結婚を逃げ道として浮かべた過去は確かにあったなと振り返りました。
主演だからと気負うことなく自由に演じることができたのは、ふくだ監督はじめ現場の皆さんがつくってくださった温かで柔らかな空気感のおかげです。
自分にとっての幸せは何か。あらゆる雑音を排除し、前向きに考えるきっかけになれば幸いです。

■監督・ふくだももこ
みんなズルくて、寂しくて、他人を羨んで、自分を好きになりたくて、必死で。
田中みな実さん演じる本田まみをはじめ、私は映画に出てくる女性たちが大好きです。
あなたにとってこの映画が“最高の女ともだち”のような存在になってくれたら嬉しいです。

■原作・おかざき真里
映画は漫画とはかなり内容が違います。
けれど観た人の背中をそっと押すものでありますように。
観たあと少し元気が出ますように。
そして漫画にも、少し内容の違う原案のエッセイが存在します。
人に寄り添う真摯な文章を書く人の作品です。
これを機に、一人でも多くの方が雨宮まみさんの本を手に取りますように。
サバンナで生きる人たちのオアシスになりますように。

【作品情報】
ずっと独身でいるつもり?
2021年11月19日(金)全国ロードショー
配給:日活
© 2021日活

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