1次リーグ敗退の桃田賢斗 SNSで明かした感謝の言葉に「世界ランク1位も人間」「私たちにも原因」の声

ツイッターで心境を語った桃田(ロイター)

金メダル候補として臨んだ東京五輪でまさかの1次リーグ敗退を喫したバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(26=NTT東日本)が自身のSNSで胸中を吐露した。

28日に世界38位の許侊熙(韓国)に0―2で敗戦し頂点への夢を断たれた。試合後、桃田は自身のツイッターを更新し「結果は本当に悔しい形になってしまいました」と、改めてその悔しさを吐き出した。

それでも「ただ今まで本当に辛い時も支えてくれた方々や、応援してくれている皆さんのおかげで憧れの舞台に立つことができたことに感謝しかないです。この東京五輪という舞台で人生において貴重な経験をすることができました。応援本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつぶやいた。

このメッセージについてコメント欄には「世界ランク1位も人間です。あんたは最善を尽くした」「それでもあなたは世界で最高の選手です」「勝つロボットを桃田さんに求めてしまった私達にも原因がある」とねぎらいやいたわりの声が多く書き込まれていた一方で「プライベートでなにかあるやつはあかんな」との意見もあった。

2016年4月に自身の違法賭博行為による無期限出場停止(約13か月で解除)で同年のリオデジャネイロ五輪出場をふいにし、20年1月には遠征先のマレーシアでの交通事故により右眼窩底骨折の重傷を負うなど、数々の苦難を乗り越えて迎えた五輪デビューはほろ苦いものとなったが、ここから再起を図ることはできるか。

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