韓国次期大統領選、反与党の元検事総長が支持トップ...与党二候補を上回るも接戦

(画像:リアルメーターが29日に発表した支持率調査報告書キャプション)

韓国の次期大統領選挙支持調査で、反与党のユン・ソギョル(尹錫悦)前検事総長の支持がトップとなった。ユン前検事総長は支持率の下落基調が鈍化した形だ。

参考記事:韓国大統領選有力候補が中国を牽制 「ミサイル防衛反対するなら長距離レーダーをまず撤去しろ」

リアルメーターがオーマイニュースの依頼で、26〜27日、全国の18歳以上の2千58人に大統領選候補適合度を調査した結果、ユン元総長は、直前の7月12〜13日の調査時より0.3%ポイント下落となる27.5%、与党候補のイ・ジェミョン(李在明)知事は0.9%ポイント下落の25.5%だった。

二人の差は誤差の範囲(95%信頼水準で±2.2%ポイント)内である2.0%ポイントで、直前(1.4%ポイント)より差が開いた。

同じく与党候補のイ・ナギョン(李洛淵)前与党代表は直前の調査より0.4%ポイント上昇となる16.0%で3位となった。

野党に入党したチェ・ジェヒョン前監査院長は1.3%ポイント上昇となる5.5%を記録し4位となった。

イ・ナギョン前代表は、ソウル(+ 3.2%ポイント)と光州・全羅道(+ 2.6%ポイント)などの支持率が小幅上昇した。

参考記事:中国大使、韓国大統領候補の対中牽制に反論 「レーダーが脅威になると一度も聞いたことがない」

両者の仮想対決ではユン元総長が、両与党候補に対して優勢となった。

ユン元総長とのイ知事の対決ではユン元総長が40.7%、イ知事が38.0%で誤差範囲内での接戦となった。

ユン元総長とイ前代表が対戦する場合、それぞれ42.3%、37.2%と、ユ元総長が優勢だった。

今回の調査の標本誤差は95%信頼水準で±2.2%ポイントだ。

ユン元総長は妻や義母の不正疑惑などを受け支持を下げていたが、先日、最大野党「国民の力」党首とチキン店で対談する様子を公開するなどしていた。

参考記事:韓国最大野党の李代表「文政権が破棄した慰安婦交渉、より良い形に」「日本は留学生の隔離免除を」
参考記事:韓国次期大統領選、知日派の李洛淵氏が支持率急騰…有力3候補が3.7%差内で接戦
参考記事:文在寅大統領の支持上昇がストップ 駆逐艦集団感染や側近有罪影響も

© 合同会社WTS研究所