世界遺産に登録決定! 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の魅力を紹介

TBS系で放送中の「世界遺産」(日曜午後6:00)では、8月22・29日の2週に渡り、このたび世界遺産に登録された「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(鹿児島県・沖縄県)を特集する。

7月16日からオンラインで開催されているユネスコの「第44回世界遺産委員会拡大会合」で、26日に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」(自然遺産)が、27日には「北海道・北東北の縄文遺跡群」(文化遺産)が正式に世界遺産に登録されることが決定。日本の世界遺産としては、それぞれ24件目、25件目の世界遺産登録となった。

日本の自然遺産としては「小笠原諸島」(東京都)の登録以来、10年ぶり5件目の自然遺産登録となった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」。西表島は周辺海域を含む全域が西表石垣国立公園、沖縄島北部はやんばる国立公園、奄美大島と徳之島は奄美群島国立公園と、それぞれが国立公園に指定されており、絶滅危惧種の中でも絶滅の恐れが最も高い「深刻な危機」に指定されているイリオモテヤマネコをはじめ、同じく絶滅危惧種であるアマミノクロウサギ、ヤンバルクイナなどが生息している。島の成り立ちを反映した独自の生態系によって進化した希少な動植物を守っていくうえで、日本ではすでに重要な地域であることは認められていたが、世界遺産登録により国際的にも自然遺産として重要な地域であることがこのたび、認められたのだ。

番組では、JNNネットワーク局である沖縄県の琉球放送(RBC)、鹿児島県の南日本放送(MBC)の協力の下、昨年から取材を開始。1年以上かけて撮影した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の自然を余すところなく紹介する。

堤慶太プロデューサーは「『日本にこんなところがあったのか!』…鹿児島と沖縄の地元局の撮影チームが1年以上かけて記録した映像を初めて見た時の印象です。エメラルドグリーンのサンゴ礁の海、マングローブの林、奇岩の絶景、ジャングルに現れる巨大な滝・・・奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の四つの島の壮大な景観にビックリしました。ここにしかいない動物や植物もたくさん登場します。夏の暑さを吹き飛ばす、南の島の大自然をお楽しみください」と見どころを語っている。

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