三浦瑠麗氏が新型コロナの5類相当扱いへの変更を提言「恐怖心を煽って理解が得られるフェーズは終わっている」

三浦瑠麗氏

国際政治学者の三浦瑠麗氏(40)が29日、ツイッターで新型コロナの5類相当扱いへの変更を提言した。

三浦氏は厚生労働省の専門家組織が「これまで経験したことのない感染拡大で、すでに一般医療への影響が生じている」などと危機感を示した記事を引用した上で「この一年半の経緯の結果として、国民は『専門家の言うこと』を聞かなくなっているのだから、そこは情緒的な訴えに頼ることなく(医療従事者へのワクチン接種は完了したのだから)コロナの5類相当扱いへの変更が必要だと思いますよ。いままで渋っていた在宅医療提供とか」とし、様々な制限を強いられる現在の2類相当からインフルエンザ並みの5類に変更するように提言した。

さらに「そのために全医療従事者へのワクチン接種を優先したと思ったのですがね。そのうち5類相当の運用を検討する、では遅い気がします。五輪を中止したら娯楽もより少なくなるから、大人も行楽地に出かけたり飲みにいったりするだけだと思いますよ。恐怖心を煽って理解が得られるフェーズは終わっています」とすでに専門家と国民の意識とかけ離れている点を指摘した。

続けて「政府は分科会の求めに応じて緊急事態宣言出したんですよ、病床が逼迫する前に。でも効果はほぼ出なかった。たしかに政治的には感染者数が山を迎えてから出すよりマシだったかもね。でも、そもそも人流のコントロールで物事を解決しようとする段階は終わったのです。渋谷に接種テントでも立てたらいい」と医師会や厚労省など医療側が協力的ではなかったとする見方を示した。

5類相当にダウングレードすれば入院勧告や感染者の隔離は不要、医療費の都道府県負担もなくなる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社