【卓球】伊藤美誠が女子シングルス3位決定戦に挑む「しっかり気持ちを切り替えて」

準決勝で敗れた伊藤美誠(ロイター)

ダブル金メダルはならなかった。東京五輪の卓球女子シングルス準決勝(29日、東京体育館)、第3シードの伊藤美誠(20=スターツ)が第2シードの孫穎莎(20=中国)に0―4で完敗し、混合ダブルスとの2冠はならなかった。

相手の圧倒的な実力を前に一方的なゲームスコアとなり、試合後は目に涙を浮かべながら「2ゲーム目を取ることができなかったのが大きい。また2ゲーム目から3ゲーム目への入りが悪かった。そこを立て直せなかったことが敗因」と振り返った。
だが下ばかり向いているわけにはいかない。この日の夜には、前日に石川佳純(28=全農)を下したモンユ・ユ(シンガポール)との3位決定戦を控えている。「やっていることは悪くはない。調子は悪くないと思う。でもやっぱり実力なので。しっかり気持ちを切り替えて次の試合の準備をしたい」と日本女子初のシングルスでのメダル獲得に向け、必死に前を向いた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社