ヘディング練習は週10回まで…イングランドサッカー界が新ガイダンス導入

 イングランドサッカー界は2021-22シーズンから、全てのカテゴリでヘディングに関するガイダンスを導入するようだ。

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 FAやプレミアリーグのみならずアマチュアを含めたイングランドに本拠地を置く全てのクラブを対象に、ヘディングに関する新ガイダンスを導入。試合のルールに影響を与えるものでなくトレーニング方法に焦点を当てており、プロクラブは35m以上のロングパス等から行うヘディング練習を、1週間に10回までに制限するよう指示された。また手で投げて行うヘディング、直立した状態でヘディングするなどヘディング技術向上のトレーニング方法も案内されている。

 アマチュアクラブ向けのガイダンスではヘディング練習は週に1回、一度の練習で10本以下とし、選手は常に自身をモニタリングするようにして脳損傷のリスクに対処。FAのマーク・ブリンガムCEOは、「多くのサッカー団体と協力して、世界で最も包括的な成人サッカー向けのガイダンスを導入する。サッカーにおけるあらゆるリスクを避けるため、より多くの情報を得て医学的研究に取り組んでいく」と伝えた。

イングランドサッカー全体で共有のヘディングに関する新ガイダンスを導入 Photo Laurence Griffiths

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