カノアに敗れた〝因縁〟ブラジル選手が沿道で手を振る日本人に「愛情をありがとう」

ガブリエウ・メジナ(ロイター)

東京五輪サーフィン男子で銀メダルを獲得した五十嵐カノア(23=木下グループ)に準決勝で敗れ、ブラジルで論争を引き起こしているガブリエウ・メジナ(ブラジル)が29日までにインスタグラムのストーリーズを投稿。

ブラジル国旗を振り、滞在拠点とみられる沿道でメジナを見送る地元の日本人の姿を移動する車の中から収め、「また会いましょう。愛情をありがとう」とハートマーク、日の丸、合掌の絵文字とともに記した。

サーフィンで世界最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)で首位に立つメジナ。五十嵐に準決勝で敗れた後は、ブラジルで「得点がおかしい」と不満が爆発。ファンらが五十嵐のSNSで攻撃する事態となった。〝因縁の相手〟となってしまったが、地元民とのさわやかな交流に感謝を述べ、大会を終えた。

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