東京五輪のテニス男子シングルス準々決勝が29日、有明テニスの森で行われ、リオ五輪銅メダルの錦織圭(日清食品)が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)に2―6、0―6のストレートで敗れ、準々決勝進出を逃した。
この日から猛暑対策として同競技は午後3時スタートに変更。錦織はセンターコート第2試合の同6時すぎからプレーを開始した。暑さこそやわらいだが王者の壁は厚かった。第1セットは第2ゲームで早々とブレークされて落とすと、第2セットも序盤からペースを握られて全く歯が立たない。結局、このセットは1ゲームも取れずに完敗。リオ五輪に続くメダル獲得はならなかった。
一方のジョコビッチは初の五輪金メダルにマジック「2」。1年間で4大大会と五輪を全制覇する「年間ゴールデンスラム」への夢も膨らんできた。