名作ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』50周年記念エディション発売決定

若き日の作詞家ティム・ライスと作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーの黄金コンビによる歴史的ロック・オペラ『ジーザス・クライスト・スーパースター』。この名ミュージカルのブロードウェイ初演から50周年を記念して、オリジナル・アルバム『Jesus Christ Superstar (50th Anniversary Edition)(ジーザス・クライスト・スーパースター – 50周年記念エディション)』が、2021年9月17日に発売されることが決定した。

1970年に発売された2枚組のオリジナル・アルバムにはディープ・パープルのイアン・ギラン、エリック・クラプトンのバンドなどでも活躍したイヴォンヌ・エリマンなど、当時のブリティッシュ・ロック界を賑わせた錚々たる顔ぶれのミュージシャンが参加。今回の50周年記念盤には、アビイ・ロード・スタジオで新たにリマスターされた音源が収録される。

イエス・キリストの最後の7日間を描き、ミュージカルの歴史を変えた、ロック・オペラの傑作『ジーザス・クライスト・スーパースター』ほど、世界に大きなインパクトを与えたアルバムは他に数えるほどだろう。1970年9月のオリジナル盤の発売から3年の間に、米ブロードウェイや英ウエストエンドの舞台版が大ヒットしてロンドン・キャストによるアルバムも発売。さらに映画化されたハリウッド版も興行的に大成功を収めて、後に続く数々のロック・オペラに大きな影響を与え、この作品によって若き作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーと作詞家ティム・ライスは一躍有名となった。

1970年9月に発売されたアルバムには当時、人気沸騰中だったディープ・パープルのイアン・ギランが主人公役に選ばれ、若きイヴォンヌ・エリマン、マレー・ヘッド、マンフレッド・マンのマイク・ダボなど、ブリティッシュ・ロック界を賑わせていた錚々たる顔ぶれのスターが参加。また、演奏はグリース・バンド、ソフト・マシーン、フェアポート・コンヴェンションといった当時のロンドンの革新的なバンドの面々だ。

オリジナル・アルバムは、全英チャートで23位まで上昇し、オーストラリアやヨーロッパの幾つかの国ではトップ10に入る大ヒットを記録。中でもアメリカでは、1971年の全米の年間アルバム・チャートで1位に輝くほどの大ヒットとなった。

今回の50周年記念盤は、アンドリューとティムの参加のもと、1970年発表の2枚組コンセプト・アルバムを、ロンドンの名門アビイ・ロード・スタジオのニック・デイヴィスと”ハーフスピード・マスターの第一人者”として知られるマイルス・ショーウェルが、オリジナルのマスターテープから新たにリマスターしたものとなっている。

Written By uDiscover Team

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アンドリュー・ロイド・ウェバー『Jesus Christ Superstar (50th Anniversary Edition)』
2021年9月17日発売

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