〝夏キャンプ〟の成果を見せる。ソフトバンク・東浜巨投手(31)が、30日に行われるヤクルトとのエキシビションマッチ(ペイペイ)に先発する。
29日、投手練習に参加した右腕は鍛錬の日々を振り返った。「もう一度、後半戦ギアを上げていけるようにキャンプのつもりでずっと体を追い込んでやっています」。この中断期間中、ウエートトレーニングやランニングなど肉体強化メニューを精力的に消化。ブルペンにも連日入るなど、真夏の〝ぼっちキャンプ〟で後半戦に向けて抜かりない準備を進めている。
右肩の不調などで出遅れた前半戦は2勝2敗、防御率3・76。「現状足りないところだらけなんで、もう一回、2月のつもりで体をつくってきた。やらなきゃいけない立場。僕がしっかりしなきゃいけないという思いでやっている。このままじゃ僕もいけないという思いで過ごしています」と、言葉の端々に巻き返しにかける思いがにじんだ。
「内容も結果も大事。やってきた成果を出せるようにしたい」。2週間後に始まる後半戦からは、どっしりとローテの中心で回るつもりだ。