【侍ジャパン】中日・大野雄と広島・栗林に名城大・山内コーチが熱いエール

(左)から大野雄、栗林

侍ジャパンの大野雄大投手(32=中日)と栗林良吏投手(25=広島)に名古屋から熱いエールが送られた。2人と関係の深い中日OBで名城大野球部の山内壮馬コーチ(36)が「ぜひ金メダルをとってほしい」と熱烈応援しているのだ。

山内コーチは2007年ドラフト1位で名城大から中日に入団。12年には10勝(7敗)を挙げるなど活躍した。16年に現役を引退した後、17年から母校・名城大野球部のコーチに就任。そこで指導したのが栗林だった。

山内コーチによれば「栗林は本当に野球小僧という感じでした。投手には関係ないのにバッティング練習をよくやっていた。さらに練習が終わった後、内野手と一緒にショートのノックを受けたり、走塁練習もしていました。本当に野球が好きという感じでしたね」という。

「投げているときに『代わるか?』と聞くと普通の投手なら『まだいけます』と答えるのに栗林は『代えてください』というなど心配性なところがありました。なのでプロ1年目は少し苦労するかなとも思いましたが、逆に心配性なので準備をしっかりしていく。抑えというポジションもハマったと思います」とまな弟子のプロでの活躍に大喜び。「信頼されるポジションの方が力を発揮できると思う。勝ちパターンに性格がはまっているので7回、8回に出て行って調子のいいフォークでピンチをしのいでくれればと思います」と教え子の五輪での活躍に期待している。

また中日時代の後輩の大野雄については「明るいムードメーカーですね。納会やファン感謝デーといえば大野でした。カラオケでB’zのウルトラソウルを歌って場を盛り上げていました」と明かす。それだけに「間違いなくチームを盛り上げるキャラだと思います。雰囲気作りでキーマンになると思います」と侍ジャパンでも盛り上げ役となることを熱望している。

「先日、栗林から電話があって『オフになってコロナが落ち着いたら大野さんと3人で食事に行きましょう』と言ってました」と後輩&教え子に会えるのを楽しみにしている山内コーチ。2人が金メダリストとなれば、盛り上がる事間違いなさそうだ。

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