【東京五輪】 柔道男子のウルフと女子の浜田、そろって金メダル 

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東京オリンピックの柔道は29日、日本武道館で男子100キロ級と女子79キロ級があり、ウルフ アロンと浜田尚里の日本勢がそろって金メダルを獲得した。

ウルフは日本選手として21年ぶりに男子100キロ級を制した。優勝は2000年のシドニー五輪の井上康生(現日本柔道男子代表監督)以来。

ウルフは3回戦から登場すると、ムハマトカリム・フラモフ(ウズベキスタン)に浮き技で一本勝ち。ペテル・パルチク(イスラエル)との準々決勝は大内刈りで技ありのポイントを取り、優勢勝ちを収めた。

準決勝は世界ランキング1位で第1シードのヴァルラム・リパルテリアニ(ジョージア)と対戦し、2分41秒にこれも大内刈りで技ありを奪って優勢勝ち。

チョ・グハム(韓国)との決勝は、組み手争いで主導権を握ると、相手が得意とする一本背負い投げを十分に警戒しながら、積極的に技を仕掛けて優位に試合を進めた。

しかし、4分では決着がつかず延長戦へ。迎えた延長5分35秒、大内刈りで鮮やかに一本を奪い、金メダルを勝ち取った。

ウルフは、試合直後のNHKのインタビューで、「泥臭く攻める柔道を貫いて勝つことができてよかった。練習を積んで、自分自身を信じて戦った。井上先生が取ってから20年間金メダルがなかった階級なので、自分が取り戻してやろうという気持ちで戦った。まだ実感はないが最高です」と語った。ウルフは父がアメリカ出身。

4試合すべて得意の寝技で一本勝ち

女子78キロ級の浜田は、決勝を含め4試合すべて得意の寝技による一本勝ちで金メダルに輝いた。

初戦の3回戦はベアタ・パチュト(ポーランド)を相手に、隅落としの技あり、横四方固めの技ありで合わせて一本勝ち。

アレクサンドラ・バビンツェワ(ロシア・オリンピック委員会)との準々決勝は、巴投げで技ありを取ると、そのまま寝技に移行して送りえり絞めで一本を奪った。

準決勝のアナ=マリア・ワーグナー(ドイツ)戦は、大内刈りで相手の体勢を崩して寝技に持ち込み、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。

マドレーヌ・マロンガ(フランス)との決勝は、立ち上がりに相手の足技をかわして寝技で反撃し、崩れ上四方固めで1分8秒、一本勝ちを収めた。

「絶対に金メダルを取りたいという気持ちでやってきたので、優勝できてよかった。一戦一戦に集中して戦った。最後も寝技を狙っていた」と、試合後のテレビインタビューでは声をつまらせながら、喜びを語った。

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