本牧市民公園内の上海横浜友好園リニューアル 耐震やバリアフリー強化

リニューアルオープンした上海横浜友好園(横浜市提供)

 横浜市は26日、本牧市民公園(同市中区)にある中国江南様式の庭園「上海横浜友好園」をリニューアルオープンした。建築物の建て替えや橋の耐震補強など大がかりな改修を施し、1989年の建設当時の“友好の証”が鮮やかによみがえった。

 市によると、池の中に配置された主屋の玉蘭庁(ぎょくらんちょう)と、六角形の二重屋根が特徴的なあずまや「湖心亭(こしんてい)」を解体し、いずれも木造から鉄筋コンクリート造に建て替えて復元。玉蘭庁には休憩用のテーブルやいすを新たに設置した。

 園内ではバリアフリー工事なども行い、上海市の「市の花」でもあるハクモクレンなどを植えた。担当者は「耐震補強も施し、安全で安心して多くの市民が親しんでほしい」と話す。

 主屋やあずまやなどは横浜上海友好都市提携15周年と横浜市制100周年、開港130周年を祝して中国・上海市から寄贈された。

 開園時間は午前9時~午後4時。休園日は年末年始。

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