こんにちは、浜の小魔人です。今回は風通し抜群で夏キャンプにもぴったりな「タープ泊」について。タープ泊の基本、蚊帳を使って夏キャンプの大敵である虫対策をする方法、雨の日でも楽しめるタープ泊のやり方などをご紹介します。筆者は、タープ泊を経験してからタープ泊の快適さにハマってしまい、もうしばらくテントを張っていません。皆さんも是非!
タープ泊とは?夏キャンプにおすすめする理由
タープ泊とは?だいたい皆さんが想像する通り、テントを張らずにタープだけ張って宿泊キャンプをすることです。「そのままやないか〜い」と思われたと思いますが、その通りシンプルなんです。
筆者がなぜタープ泊を夏キャンプにおすすめするのか?
それはズバリ「涼しい」からです。夏キャンプは暑いと思っていませんか?たしかに暑いです。でも、風を肌に直接感じていると、気温が高くても意外と涼しく快適に過ごせるんですよ。
だから、この快適さを皆さんにもぜひ体感してもらいたいと思っています。さっそくタープ泊のメリットを見ていきましょう。
タープ泊の4つのメリット:風通し抜群&荷物が少ない…などなど
タープ泊は「涼しくて快適」とすでにお伝えしちゃいましたけど、他にもメリットがたくさんありますので整理してご紹介しますね。
メリット1:風を直接感じるから涼しくて快適
キャンプでの暑さは、もちろん日中の日差しもありますが、テントにこもる熱気と湿気が大きな原因だと思うんです。
タープ泊の場合は、熱気や湿気がこもることがなく、肌に直接風が当たるので、思った以上に涼しく快適に感じます。
メリット2:テントを張らないから荷物が少なくて済む
テントを張らなくて良いので、その分荷物が少なくなります。画像はタープと蚊帳ですが、テントがないので荷物はコンパクトですね。
メリット3:設営、撤収の時間が短く遊ぶ時間が増える
設営、撤収の時間が短くなるので、その分遊ぶ時間が増えて非常に良いです。特に雨天時は濡れたテントを片付ける作業がないので、撤収時刻直前までキャンプを楽しむ時間ができます。
メリット4:自然を満喫して心があらわれる
壁がない状態で寝ると、思った以上に景色や周りの音が聞こえてきます。風の音や木々の葉がこすれる音、鳥の声などを聞いていると、自然を今まで以上に感じることができますよ。
筆者流タープ泊の秘密すべて公開します~張り方・蚊帳などの虫対策アイテムなど~
さて、ここからが本題です。筆者流のハンモック泊のやり方を包み隠さず全て公開していきますね。
筆者がタープ泊で重視しているポイント
筆者の考えるタープ泊のポイントは3点です。
- 風通しを良くすること
- 周りのキャンパーさんが不快に思わないように目隠しすること
- 虫対策をすること
筆者流タープ泊のタープの張り方
筆者は3m四方のスクエアタープをオーソドックスに張ります。
▼筆者使用のタープはこちら
雨が降りそうもない時は少し高めにポールを伸ばして、できるだけ天井を平らにしています。
実際に設営した状態を動画でご覧ください
タープ泊も蚊帳を吊るせば虫から解放される
タープを張ったらタープのポールに短めのガイロープをつけて、蚊帳を吊るします。筆者の使っている蚊帳は2m四方(高さ1.8m)の蚊帳ですので、3m四方のタープ内にすっぽり収まります。
蚊帳の下部には、100均で調達したランドリークリップとヘアゴムを組み合わせた物で蚊帳をはさみ、ペグで地面に固定して、風でバタつかないように工夫しました。
また、地面にいる虫から身を守るためにハイコットを使用しています。ハイコットを使うと風抜けて涼しいですし一石二鳥です。
ちなみに、就寝時のみ蚊帳があればOKな場合は、こちらの記事で紹介されているような蚊帳がおすすめです。
プライバシー確保はカモフラージュネットが大活躍
筆者は、目隠しに「カモフラージュネット」を使います。
家族からは「自衛隊の基地みたい」とひやかされますが、まさにそんなイメージですね。風を通しますし、少し離れたところからは中が見えづらいので気に入っています。
中からは、外の景色が意外とよく見えるので開放感もあるんです。
その他のタープ泊アイテム
タープ泊の基本パターンは上記の「タープ」、「蚊帳」、「ハイコット」、「カムフラージュネット」の4点ですが、筆者がタープ泊する時はその他にもリモコン付きLEDランタンや蚊取り線香なども必ず準備しています。
リモコン付きLEDランタンは、寝袋の中からでもランタンをつけたり消したりできるので非常に便利です。レビュー記事もどうそ。
蚊取り線香は蚊帳の中で炊いています。蚊帳は出入りするときにどうしても隙間ができるので、蚊取り線香とセットで使うことで虫に刺されるリスクを減らしているんです。
【タープ泊の注意点】雨・虫の他に防犯対策もしっかりしよう!
タープ泊の良い部分、筆者の楽しいタープ泊のやり方などは十分におわかりいただけただろうと思います。一方で、タープ泊で注意をしていただきたいこともいくつかあります。
注意点1:タープ泊は雨や風に弱い
タープ泊は涼しくて非常に気持ちが良いですが、雨や強風には弱い側面があります。
雨の対策については後述の対策で凌げますが、強風時のタープ泊は非常に危険です。場合によっては潔く諦めて帰宅する勇気も持ちましょう。
注意点2:タープ泊はプライバシーの確保が難しい
タープ泊は目隠しなどの工夫をしても、どうしても人目を避けられません。
一人でキャンプしていることも一目瞭然。筆者のようなおじさんは問題ないでしょうけれど、女性は特に気をつけてくださいね。
注意点3:夏のタープ泊は虫対策が必須
夏のタープ泊は虫対策が必須です。
筆者流のタープ泊では蚊帳を使いましたが必ず虫対策をしてください。しないと、朝起きた時に虫に刺されまくって悲惨なことになりますよ。
注意点4:防犯対策を忘れずに
テントがないと、キャンプサイトに人がいないことがすぐにわかってしまいます。
ですから、貴重品や高額なキャンプアイテムは車の中に鍵をかけておくとか、身に付けるようにして防犯に気を使いましょう。
注意点5:食べ物の管理をしっかりと
食べ物を外に放置すると、獣やカラスなどがそれをめがけてやってきて危険です。
自身に被害がなくても、それに味をしめたカラスが上空でいつも旋回するようなキャンプは、他のキャンパーの迷惑にもなりますよね。
ですから、余った食材や、食べ残しは必ずクーラーボックスや車の中にしまいましょう。筆者はゴミは必ず車の中に保管します。
【実録】筆者流・雨の日のタープ泊! 対策方法もご紹介
「雨のキャンプも素敵ですよ」と筆者はよく言われますが、わざわざ雨の日にキャンプをしたいという気持ちには、今のところなりません。
でも、雨が降るか降らないか微妙な時も当然キャンプに行きますし、結果的に雨に降られることもしばしばあります。
そこで、「前段でタープ泊は雨に弱い」とお伝えしましたが、タープ泊の雨対策のやり方を整理してお伝えします。
まずは筆者が描いた絵をご覧ください。
筆者の場合、通常は3と11をメインボールにつけてタープの真ん中を頂点にして張りますが、雨の時はカムフラージュネット側に寄せた2と12をメインボールにつけます。
そうすることで5と9が地面に近い位置にくるので、雨が吹き込みにくくなるのです。
このように、筆者はスクエアタープの張り方を少し工夫することで、雨が吹き込みづらい空間を作っています。カモフラージュネットも多少の雨ならよけてくれます。
また、ポールは低めに設置することで、横からの雨の吹き込みも軽減できます。
今回ご紹介した雨対策は、小雨の時には非常に効果的です。しかし大雨や強風を伴うときには、この対策ではタープ泊の継続は難しいと思います。天候の状況をよく見極めてキャンプしてくださいね。
タープ泊でおすすめしたいアイテム~蚊帳・コットなど~
最後に、筆者の使っているタープ泊のアイテムをご紹介しておきます。気になったアイテムがありましたら、どちらも筆者のおすすめアイテムですのでぜひ使ってみてください。
【アクアクエスト ディフェンダータープ】
筆者は日陰が濃いアクアクエストのディフェンダーを使っています。耐水圧20,000mmと耐水性能も優れていて安心です。
【蚊帳】
夏のキャンプは虫対策が必要不可欠です。
【キャプテンスタッグアルミGIキャンプコット】
品質もしっかりしていて価格も安いので、筆者は大満足で使っています。詳細はレビュー記事でチェックしてみてください。
【キャプテンスタッグ封筒型寝袋プレーリー600】
気温の高い夏でも夜に冷える時があります。寝袋は持参したほうが良いでしょう。
【BRIESリモコン付きLEDランタン】
コットから立ち上がらずに点灯、消灯ができるリモコン付きLEDランタンは非常におすすめです。
夏キャンプはやっぱりタープ泊! 張り方を工夫して蚊帳を併用することで快適に◎
さて、今回はタープ泊の基本、夏キャンプの大敵である虫を蚊帳を使って対策する方法、雨の日でも楽しめるタープ泊のやり方などをご紹介しました。これであなたもすぐにタープ泊に挑戦できるはずです。
夏のキャンプではいかに涼しく過ごせるかが大事な要素です。テントから解放されてタープ泊を楽しんでみませんか?
テント泊が主流なので、まだまだタープ泊を楽しんでいるキャンパーさんの比率は低いんです。筆者は同じ仲間が増えたら嬉しいです。
タープ泊と同様に夏の暑い時期にはハンモック泊もおすすめですよ。ご興味ある方はこちらの記事もぜひご覧ください。