CDデビュー「なにわ男子」の〝下剋上〟に戦々恐々 フジとテレ朝が囲い込み画策

ジャニーズ事務所

関西ジャニーズJr.内ユニット「なにわ男子」が11月12日にCDデビューすることが発表され、ファンが大きく沸いている。その一方で、既存グループのファンはその勢いに戦々恐々としている。

なにわ男子は2018年に西畑大吾、大西流星、長尾謙杜、大橋和也、藤原丈一郎、高橋恭平、道枝駿佑の7人で結成された。19年にはデビュー前にもかかわらず単独で全国ツアーを成功させ、昨年にはテレビ朝日で短期ながら冠番組「なにわ男子と一流姉さん」(昨年10~12月)を持ち、4月からは本格レギュラー番組「まだアプデしてないの?」(テレビ朝日系)が放送されている。

そのなにわが7月28日の「なにわの日」(大阪市浪速区が「住みよい明るいまちづくり」を目指し制定)にデビューを発表し、ファンは大盛り上がりだ。

しかし、ほかのグループファンは不安に駆られているという。

ある芸能関係者は「なにわの今の勢いなら、どこかの局で冠番組を持ってもおかしくないでしょう。そうなれば、自分たちが推しているグループの番組が終了して、なにわに代わってしまうのではという不安です」と明かす。

テレビ局もジャニーズタレントだらけで番組編成はできない。だから、新しいジャニーズ番組が生まれれば、古いジャニーズ番組はところてん式に押し出されていく…。

ある制作会社関係者は「なにわに御執心なのは、テレ朝とフジテレビといわれています。フジは『めざましテレビ』でコーナーを持たせているほどで、ジャニーズとの関係も良好。どちらかで冠ができるようなら、いずれ、ほかのグループが割を食うということもあるかもしれません」と明かす。

実際、なにわの勢い次第では、どうなってもおかしくない。同制作会社関係者は「日本テレビがKing&Princeを、TBSがSnow Manを囲い込みに入っています。テレ朝もフジもなにわに食い込みたいでしょう。この先は、ジャニーズ内バトルもあるかもしれません」と指摘する。

なにわ男子がそれほどまでに驚異的なグループということなのかもしれない。

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