2020年のクラウドコンピューティングの市場規模3.5兆円に―中国

© 株式会社 Record China

中国2020年のクラウドコンピューティング市場は爆発的な成長を遂げ、全体的な規模が前年比56.6%増の2091億元(1元は約16.9円、約3.5兆円)に達した。中国新聞社が伝えた。

中国情報通信研究院は27日に開催した2021年可信雲大会で、2021年の「クラウドコンピューティング白書」を発表し、上述したデータを明らかにした。

同研究院クラウドコンピューティング・ビッグデータ研究院の栗蔚(リー・ウェイ)副所長は、「中国2020年のクラウドコンピューティング市場の成長は世界の成長率を大きく上回り、中国国内経済が発展してクラウドコンピューティングのニーズが十分に放出された」と述べた。

工業・情報化部情報通信発展司の陳家春(チェン・ジアチュン)一級巡視員は大会の席上で、「第12次五カ年計画が始まった頃、クラウドコンピューティングはまだ萌芽したばかりの模索の段階にあり、市場規模は10数億元にとどまっていた。その後、中国クラウドコンピューティング市場は爆発的な成長期を迎え、年平均増加率が50%を超えた」と発言した。

陳氏によると、中国のクラウドコンピューティング生態圏の産業チェーンはますます整備され、クラウド、ネットワーク、エッジの協同融合プロセスが加速し続け、広く存在するフレキシブルなアルゴリズムサービスモデルが徐々に成熟し、クラウドコンピューティングサービスはEC、政務、金融の分野から、製造、医療、農業などの分野へと伸びて広がり、応用レベルも絶えず深化しているという。

同研究院は11年にクラウドサービスの認証体系である可信雲の関連作業を開始した。21年7月までに、評価件数は1198件に達した。陳氏は、「中国のクラウドコンピューティング評価システムは日に日に成熟している」と述べた。

栗氏はクラウドコンピューティングの今後の発展トレンドについて、「クラウドコンピューティングはソフトウェアアーキテクチャを変え、情報技術(IT)の新局面を構築する▽クラウドコンピューティングに新技術が融合し、クラウドネイティブを黄金発展期にけん引する▽クラウドコンピューティングはソフトウェアネットワーク、エッジ、端末のオペレーションシステムを統合して、アルゴリズムサービスモデルを定義し直す」との見方を示した。

クラウドサービスの浪潮雲の顔亮(イエン・リアン)副社長は、「政務のクラウド分野は、資源の物理的集中、業務のクラウド化の2段階を経た後、21年にデータ要素を中核としたクラウド上のイノベーションの段階に向けて歩き出し、データの要素化、計算の周辺化、応用のネイティブ化、運営の一体化が政務クラウド発展の新たなトレンドになる」と述べた。

顔氏は、「インダストリアル・インターネットの分野で、クラウドのインフラが周辺に向かって拡張している。23年になると、モノのインターネット(IoT)の周辺産業の各データ処理企業が70%増加し、企業の周辺応用プログラムの数は800%増加する。政務のクラウドでもインダストリアル・インターネットでも、分布式クラウドが今後の発展トレンドになるだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)