五輪に懸ける柳田悠岐と千賀滉大。TNCが鷹侍2人の熱い思いに迫る

オープニングラウンドから始まった東京オリンピックの野球種目。稲葉篤紀監督の下で金メダルを目指す“侍ジャパン”こと日本代表には、福岡ソフトバンクホークスから4選手が選出された。TNCテレビ西日本では、中でも柳田悠岐選手と千賀滉大投手に焦点を当てた番組「とべとべホークススペシャル 侍たちの夏」を制作。順調に日程が進めば決勝トーナメントに当たる「ノックアウトステージ」の前日・7月31日(午後5:00)に放送する。

1990年から約20年間放送され、今春約10年ぶりに復活したホークス応援番組「とべとべホークス」(日曜午後9:54)。主力選手はもちろん期待の若鷹たちの素顔を伝える情報色の強い内容だが、今回そのスタッフ陣が、ドキュメンタリー仕立てで、東京オリンピックに懸ける鷹侍2人の思いを伝える。ナレーターはジョン・カビラ。

ブレーク当初から日本代表の中軸を担うことを期待された大砲・柳田選手。プロ入り後、日米野球や親善試合で侍ジャパンのユニホームを着たものの、実は主要国際大会の出場経験はない。2015年プレミア12、17年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)はいずれも故障の影響で辞退。そんな柳田がついに国際舞台へ。オリンピックの24年パリ大会で野球は実施されないため、現在32歳の柳田にとって今回は事実上、最後の五輪だ。ホークスのリーグ連覇、5年連続日本一へと力強く先導する男は、どんな思いで臨んでいるのか。

成長途上だった17年にWBCで優秀選手(ベストナイン)に選ばれた剛腕・千賀投手。当然ながら東京オリンピックの舞台に立つはずだったが、今季初登板の4月6日に試合中、左足首を負傷して長期離脱へ。ホークスだけでなく日本代表にも大きな衝撃を与えたが、本人は下を向いていなかった。マウンドに立てないばかりか歩くことすらままならない間も、若手選手へ積極的にアドバイスしながら、地道なリハビリを継続。誰もが代表入りを諦める中、千賀はひっそりと驚異的な回復を遂げていた。そして6月、“ラストサムライ”として日本代表最後の選手として招集されることになった。

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