銅メダルの伊藤美誠に中国メディアは優越感「準決勝で魂を奪われた」

シングルスでは銅メダルの伊藤美誠(ロイター)

東京五輪の卓球女子シングルスで銅メダルとなった伊藤美誠(20=スターツ)に対し、中国メディアが優越感に浸っている。準決勝で孫穎莎(中国)に0―4で完敗も、3位決定戦では気持ちを立て直しモンユ・ユ(シンガポール)を撃破。ただ、試合後は金メダルを逃した悔しさから笑顔はなかった。

そんな伊藤に中国メディア「網易体育」が反応。3位決定戦の伊藤の戦いぶりに「ほとんどの時間うつむき加減。試合ではミスが多く、もう叫ぶこともなく、全体的に盛り上がりに欠けていた。ハードなトレーニングを経て混合ダブルスを勝ち抜いた伊藤は中国の選手に勝つ自信があると思っていたが、孫穎莎がその自信を奪ってしまった。準決勝で孫穎莎に魂を奪われた」と伝えている。

中国メディアが「大魔王」と恐れている伊藤には混合ダブルス決勝で許昕、劉詩雯組が苦杯をなめさせられた。しかし、女子シングルスはその伊藤を完膚なきまでに叩き、さらに1位は陳夢、2位は孫と中国勢が金銀を独占した。雪辱を果たし大いに留飲を下げたといったところだろう。

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