【五輪卓球】伊藤2つ目のメダル獲得 男子単は中国勢に頂上決戦へ<7日目見どころ>

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<東京五輪卓球競技 7月24日~8月6日 場所:東京体育館>

29日、東京五輪の卓球競技は6日目を迎え、男子シングルスで準決勝、女子シングルスは決勝まで行われ順位が確定した。伊藤美誠(スターツ)が3位決定戦で勝利し、今大会2つ目のメダルを獲得した。

伊藤、女子単で日本勢初のメダル獲得

写真:伊藤美誠/提供:ITTF

3位決定戦で伊藤の前に立ちはだかったのは、于梦雨(ユモンユ・シンガポール)だ。于梦雨は準々決勝で石川佳純(全農)を下し準決勝へ進み、世界ランキング1位の陳夢(チェンムン・中国)に敗れて3位決定戦へとまわってきた。

写真:于梦雨(ユモンユ・シンガポール)/提供:ITTF

試合は、前半に于梦雨がリードする展開でゲームカウント1-1へ。3ゲーム目からは伊藤のサービスやカウンターが決まりだすと徐々に伊藤のペースとなる。2ゲームを連取して5ゲーム目に突入。変幻自在なサービスを武器に得点を重ね、最後も下回転サービスを于梦雨がネットミスで試合終了。伊藤の銅メダルが確定した。

写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ITTF

伊藤は試合と変わらぬ凛とした表情のままコートを去り、ベンチで安堵の表情を浮かべた。伊藤は混合ダブルスの金メダルに続き2つ目のメダル、そして女子シングルスでは日本選手初のメダル獲得という快挙を達成している。

女子決勝は過去最高のラリーを連発

写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:ITTF

女子シングルス決勝は、陳夢と孫穎莎(スンイーシャ・中国)による中国勢対決となった。孫穎莎は準決勝で伊藤を4-0で破って決勝まで進んできた。序盤から孫穎莎が猛攻を見せ、陳夢がブロックでつなぎながら隙を見てカウンターを決める展開が多く見られた。

写真:孫穎莎(スンイーシャ・中国)/提供:ITTF

1ゲーム目を孫穎莎が取ると、2,3ゲーム目は陳夢が孫穎莎の猛攻に順応し始め、カウンターが得点につながって連取。4ゲーム目では孫穎莎が攻撃を緩め、陳夢に攻撃させるよう仕掛けて取った。

5,6ゲーム目は再び陳夢が順応し、10-9で陳夢がマッチポイントを握る。最後は陳夢が孫穎莎のバックにドライブを打って、孫穎莎がミス。陳夢の初優勝が決まった。

写真:陳夢(チェンムン・中国)/提供:ITTF

ゲーム中盤から女子シングルスでも類を見ない過去最高のラリーを連発した決勝は、第1シードの陳夢が制した。

男子単は中国勢がともに死闘を制す

写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:ITTF

男子シングルス準決勝の第1試合は樊振東(ファンジェンドン・中国)と林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)の対戦カードとなった。樊振東のパワーのある両ハンドに林昀儒が追いつきカウンターする展開が多く、試合は取って取られてのシーソーゲームでゲームカウント3-3となった。

写真:林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)/提供:ITTF

最終ゲームでは樊振東が気迫のあるプレーで得点を重ね10-6に。林昀儒が2点を返すも、最後は樊振東のカウンターが林昀儒のフォア側を抜けて試合終了。樊振東が世界ランキング1位の意地を見せつけ、決勝へと進んだ。

写真:馬龍(マロン・中国)/提供:ITTF

第2試合はリオ五輪王者の馬龍(マロン・中国)と、ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)が登場。試合は序盤から馬龍が猛攻、オフチャロフが要所でいいプレーを見せるも馬龍が2ゲームを先取した。

3ゲーム目のタイムアウトを機にオフチャロフが積極的に攻撃を仕掛け2ゲーム連取しゲームカウント2-2に。さらにお互い1ゲームずつ取り合って最終ゲームに突入した。

写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ITTF

互いに譲らない攻防を繰り返し、10-8で馬龍がマッチポイントを握る。オフチャロフが1点を返すと、最後は両者の意地がぶつかったハイレベルなラリーを馬龍が決め切り、4-3で馬龍が勝利した。数々のタイトルを獲得してきた五輪王者が、男子初の連覇に向けて決勝へ進んだ。

7日目見どころ

写真:ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)/提供:ITTF

先に行われる3位決定戦には、林昀儒とドミトリ・オフチャロフが登場する。林昀儒は混合ダブルスに次ぐ2つ目のメダル、ドミトリ・オフチャロフはロンドン五輪以来の銅メダルを懸けて臨む。

写真:林昀儒(チャイニーズタイペイ)/提供:ITTF

過去の対戦成績では6試合中、林昀儒が4勝しているが、直近のWTTコンテンダードーハではオフチャロフが勝利し、優勝を飾っている。1点1点が見逃せない試合だ。

写真:樊振東(ファンジェンドン・中国)/提供:ITTF

そして男子シングルス決勝は、第1シードの樊振東と第2シードの馬龍が順当に勝ち上がってきた。両選手ともに準決勝の熱戦を制し、決勝まで上がってきた。決勝の舞台でこの2選手が戦う機会は多く、互いに手の内を知り尽くしている。

写真:馬龍(マロン・中国)/提供:ITTF

五輪初出場で金メダルを狙う樊振東と、リオ五輪に続き男子シングルス史上初となる連覇を目指す馬龍による、世界最高峰の試合は見逃せない。

29日試合結果

女子シングルス準決勝

〇陳夢 4-0 于梦雨
11-6/11-8/11-7/11-6

伊藤美誠 0-4 〇孫穎莎
3-11/9-11/6-11/4-11

女子シングルス3位決定戦

〇伊藤美誠 4-1 于梦雨
6-11/11-8/11-7/11-7/11-6

*伊藤銅メダル獲得

男子シングルス準決勝

〇樊振東 4-3 林昀儒
6-11/11-9/14-12/13-15/11-9/9-11/11-8

〇馬龍 4-3 ドミトリ・オフチャロフ
13-11/11-8/9-11/9-11/11-7/5-11/11-9

女子シングルス成績

1位 陳夢(チェンムン・中国)
2位 孫穎莎(スンイーシャ・中国)
3位 伊藤美誠
4位 于梦雨(ユモンユ・シンガポール)

30日試合予定

20:00~ 男子シングルス3位決定戦

林昀儒 – ドミトリ・オフチャロフ

21:00~ 男子シングルス決勝

樊振東 – 馬龍

文:ラリーズ編集部