日本が卓球の「中国独占」を打破、競技レベルの向上に意義あり―香港・亜洲週刊

© 株式会社 Record China

香港メディアの亜洲週刊はこのほど、東京五輪の卓球混合ダブルスで水谷・伊藤ペアが金メダルを獲得した状況を紹介し、卓球という競技そのものが「より強く、より新しく、より素晴らしく」なるために積極的な意義があったと論ずる、東京支局長の毛峰氏の署名入り記事を発表した。

記事は冒頭で、中国の許●・劉詩雯ペア(写真。●は日へんに「斤」)が優勝することは、試合前には「懸念」されていなかったと紹介。しかし日本の水谷準・伊藤美誠は勇敢に戦って、日本の卓球界が「寝ても覚めても欲しかった」金メダルを獲得したと評した。記事は「日本は中国卓球の独占状態を打破」と表現した。

記事は中国にとって卓球は「国球(国技である球技)」と紹介。卓球が五輪競技に採用されてから与えられた合計32個の金メダルのうち、中国は28個を獲得してきたと説明した。

記事は、日本の卓球のレベルが飛躍的に向上したことは、張本智和、伊藤美誠、平野美宇、石川佳純などの「新鋭」が湧き出るように登場したためであり、その背景には引退した元中国ナショナルチーム選手の指導があったと指摘。例えば石川佳純の場合、中国人コーチ計5人に指導された経験があり、中国語能力も非常に高くなったと紹介した。

日本人を指導した中国人からは「スポーツに国境はない」、さらに「中国は今も、『世界の覇者』の地位を確保している」といった声が聞かれるという。

記事は卓球を巡る日中の現状について「近年来、日本では一群の卓球の新鋭が勃興した」と評した上で、日本卓球界の成長について「より強く、より新しく、より素晴らしくなり、より『見ごたえ』あるものになるために積極的な意義があった」と論じた。

「亜洲週刊」は1987年の創刊で、中華圏をはじめとする世界各地の時事問題を幅広く取り扱っている。大きな関心を集める記事も、これまで数多く発表してきた。(翻訳・編集/如月隼人)