9月17日より劇場公開される、「燃ゆる女の肖像」で知られるセリーヌ・シアマ監督による2011年製作の長編映画第2作「トムボーイ」の、予告編が公開された。
公開された予告編では、引っ越し先で新たに知り合った友人たちとの間で男の子として過ごそうとするロールの姿が映し出される。新しい街で同年代のリザから名前を尋ねられて「ミカエル」と答える姿、新たな仲間たちに迎えられる様子、サッカーや海での遊びを楽しむなど、夏休みを新しい仲間と過ごす新しい自分を楽しむロールが捉えられている。妹ジャンヌに襟足を整えてもらうなど、ミカエルとして過ごすことに余念がないロールだたが、ある日母親に「みんなに男の子だと言っていたの？」と詰め寄られてしまうのだった。
「トムボーイ」は、新たに知り合った友人たちに自らを男の子と認識させようと、引っ越し先で「ミカエル」と名乗る10歳のロールのひと夏を、みずみずしくもスリリングに描いた作品。ミカエルに特別な視線を向ける少女リザとの深まる関係、友人や家族たちとの間に訪れる変化などが描かれる。監督を務めるのは、長編デビュー作「水の中のつぼみ」で高い評価を得たセリーヌ・シアマ。ベルリン国際映画祭ではテディ賞審査員特別賞を受賞し、本国フランスでの劇場公開時には30万人を動員するヒットとなった。ロール／ミカエルを、ゾエ・エランが演じている。
【作品情報】
トムボーイ
2021年9月17日（金）より新宿シネマカリテ他にてロードショー
配給：ファインフィルムズ
© Hold-Up Films & Productions/ Lilies Films / Arte France Cinéma 2011
