東京五輪の競泳男子２００メートル個人メドレー決勝（３０日、東京アクアティクスセンター）、瀬戸大也（２７＝ＴＥＡＭ ＤＡＩＹＡ）は１分５６秒２２の４位に終わった。３レーンから勢いよく飛び込んだ瀬戸は前半１００メートルを７番手で折り返すと平泳ぎで３位に浮上。ラスト５０メートルの自由形で激しいデッドヒートを繰り広げたが、わずか１００分の５秒差でメダルに届かなかった。
出場３種目のレースを終えた瀬戸は「全力は尽くせたのかなと思います。自分ではもっといい結果をイメージしてきた中、思う通りには行かなかったですけど、すっきりしています」とし、少年時代からの盟友・萩野公介（２６＝ブリヂストン）とともに、決勝を泳いだことに「公介と一緒に２人で戦えて幸せでした」とコメント。続けて「自分は競技を続けていきますし、結果で恩返しができなかったですけど、次のタイミングで結果を出したい」と語った。
一方で、１分５７秒４９で６位だった萩野は「大也と東京五輪の決勝で泳げてうれしかったです。昨日で涙は枯れたのかもしれないけど、全力を出し切れたので悔いはないです。僕自身いろいろあったけど、トップ８人に入れてこれ以上の幸せはないです」と話した。
