ドミニカ共和国が巨人サンチェスの好投で初勝利 31日に日本と戦うメキシコは黒星発進

メキシコ戦に先発したドミニカ共和国のエンジェル・サンチェス【写真:AP】

サンチェスはメキシコ打線を2安打に封じて5回無失点と好投

■ドミニカ共和国 1ー0 メキシコ(30日・グループリーグ・横浜)

東京五輪の野球競技は30日、グループリーグA組の第2試合が行われ、ドミニカ共和国代表がメキシコ代表を1-0で下して、グループリーグ初勝利をあげた。初戦で日本代表にサヨナラ負けしたドミニカ共和国は巨人のエンジェル・サンチェス投手が5回2安打無失点と好投。投手陣の無失点リレーで、31日に野球日本代表「侍ジャパン」と対戦するメキシコを破った。

投手戦を制したのはドミニカ共和国だった。両チーム無得点で迎えた5回、先頭のバレリオが右翼への二塁打で出塁。2死三塁となると、ヤンキースなどでメジャー通算1962安打を放っているメルキー・カブレラ外野手が左翼フェンス直撃の適時打を放ち、虎の子の1点を奪った。

先発のサンチェスは安定した投球でメキシコ打線を5回までわずか2安打に封じる好投。リリーフ陣もメキシコに得点を許さずに、リードを守り抜いた。メキシコは先発のテオドア・スタンキェヴィッチが5回途中まで6安打1失点と力投するなど投手陣は1失点と踏ん張ったものの、打線が1点を奪えなかった。

これでA組はドミニカ共和国が1勝1敗でグループリーグの戦いを終えた。31日に1勝0敗の日本と0勝1敗のメキシコが対戦し、グループリーグの順位が確定する。(Full-Count編集部)

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