国、東電に10億円賠償命令 帰還困難巡る原発訴訟

東京電力福島第1原発事故で全域が帰還困難区域となった福島県浪江町津島地区の住民640人が、国と東電に放射線量を事故前の水準に戻す原状回復と損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁郡山支部は30日、国と東電に対し、原告634人に計約10億4千万円を支払うよう命じた。6人は居住実態がなかったとして請求を棄却した。

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