ラグビー本村「仲間のおかげ」 初の五輪、周囲に感謝

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オンライン取材に応じ、五輪を振り返る本村直樹=30日

 ラグビー7人制男子代表として初めての五輪に臨んだ本村直樹(29)=八戸高出、ホンダ=が30日、デーリー東北新聞社などのオンライン取材に応じた。大舞台に向けてこれまで努力してきた日々を振り返り「仲間に恵まれたおかげで頑張ることができた」と周囲に感謝した。

 26~28日に試合が行われた今大会は、1次リーグが3戦全敗の4位。続く順位決定予備戦でケニアに敗れ、最後の11位決定戦で韓国に勝利した。

 五輪には、新型コロナウイルス禍で国際大会が事前にほとんど組めず、「競り勝つ経験をせずに臨んだ」という。全5戦を振り返り、善戦した初戦のフィジー戦を落としたことについて「勢いづくチャンスを逃し、最後まで波に乗れなかった」と悔やんだ。最終戦で初勝利を収めたものの「格下の相手にしか勝つことができなかった」と悔しさをにじませた。

 一方、試合以外では、開会式に参加したほか、選手村に一時、入村して食事を楽しむなど、五輪の雰囲気を味わうことができたという。試合会場の設備も含めて十分な環境が用意されていたといい「大会に向けてかなり準備してくれたと感じ、改めてありがたいと思えた」と語った。

 これまでの約4年半は、セブンズ代表としてチームの強化に取り組んできた。求めてきた結果は伴わなかったが「自分は1人で目標に向かって頑張れるほど強くはない。仲間のおかげで頑張ることができた」と強調し、ラグビーを始めた高校時代や厳しい練習を乗り越えた大学時代の仲間も思い浮かべ、子どもたちに対し、「良い仲間を見つけてほしいし、周りにとって良い仲間であってほしい」とメッセージを送った。

 今後は、7人制でプレーを継続する意欲を持ちつつ、所属先のホンダで15人制での試合出場を目指す考えという。「(7人制に集中していたため)3年以上トップリーグの試合に出ていないが、応援してくれていた方々の前でプレーし、成長した姿を見せたい」と力を込めた。【全文】