猛暑対策で人生初のスキンヘッド! 中日・ガーバー「空調の効いたドームは最高だね」

スキンヘッドのガーバーはこの笑顔

一軍再昇格を狙う中日の新外国人マイク・ガーバー外野手(29)が、竜の主砲から金言をもらい、すっかり自信をつけた。

30日にバンテリンドームで行われた一軍練習中に不動の4番を務めるダヤン・ビシエド内野手(32)からアドバイスを受けた。「(ビシエドが)初めて来日したときの話やタイミングをうまく取るためにはどんな練習をすればいいかとか、教えてもらった」と感激する。

一軍では12試合に出場し、打率1割5分6厘、0本塁打、1打点、18三振と打撃不振で5月17日に二軍降格。その後、二軍戦でも打率1割5分6厘、1本塁打、4打点とさっぱりだったが、28日から一軍合流し、西武とのエキシビションマッチ2連戦では5打席で3三振を含む無安打と浮上の気配はなかった。

しかし、ビシエドからアドバイスをもらったことでガーバーは「体調はバッチリです。今は結果が出ていないが、もっと自信を持って試合では楽しむというか、自分の力を出せるように、あまりプレッシャーをかけず、考えすぎないように試合に臨みたい。日本の野球にまだアジャストできていないが、しっかりと練習を続ければ、結果は必ずついてくると信じている」と超ポジティブに話す。

コーチ役を買って出たビシエドは「(ガーバーは)昨年はコロナの影響でプレーしていない。今年も来日が遅れてキャンプもできなかったのでリズムや試合感覚とか難しいと思う。いいバッターだと思うが、日本で(成功するの)はそんなに簡単ではない。(日本の投手と)対戦するのは初めてで時間はかかると思う。でも、その中でとにかく自分の納得のいくスイングをすれば良くなるよという話をした」と明かす。

与田監督は「現状、まだ状態がいいとは思っていない。ただ、後半戦に何とかチームのために力になってほしいという思いはずっと持っている。結果が良くなることを何とか願うだけですね」と祈っている。

日本の猛暑対策として初めてスキンヘッドにしたというガーバーだが「(二軍で屋外の)ナゴヤ球場よりも暑さが全然違うね。空調の効いたドームはやっぱり最高だね」と前向きに話しており、欲しいのは結果だけだ。

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