なでしこジャパンのFW岩渕真奈(28=アーセナル)が30日、東京五輪準々決勝敗退後、自戒を込めてイレブンの物足りなさを口にした。
この日はスウェーデンに力の差を見せつけられて1―3で完敗。なでしこの10番は「やれることはやったかなと思う。8強以上にいくチャンスがないかと言えばそうではないと思うけど、これが自分たちの現在地」と涙ぐんだ。
その上で「世界と勝負するにはもっと全員が貪欲に、本当に上を目指す環境を求めないと勝てない。それぞれが、悔しさを次につなげないといけない」と指摘した。
優勝した2011年ドイツ女子W杯や銀メダルの12年ロンドン五輪など世界のトップで戦ってきたからこそ、現在のなでしこジャパンが、再びその舞台に立つには、もっとやるべきことがあるというわけだ。
また、自身の今後については「五輪はもう今回でいいかなと思っていたけど、やり残したことが大きい。あと3年ぐらいは頑張ろうかなと思う」と24年パリ五輪も視野に入れた。