【東京五輪】 フェンシング男子団体、日本が歴史的な金 バドミントン混合複は銅

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東京オリンピックは30日、フェンシング男子エペ団体の決勝があり、日本がこの競技で初めて金メダルを獲得した。一方、バドミントン混合ダブルスでは、渡辺勇大・東野有紗ペアが日本勢として同種目初の銅メダルを勝ち取った。

幕張メッセであったフェンシング男子エペ団体は、3人構成のチーム同士が、1対1の総当たり戦によって対決。剣で相手の有効面を攻め、45点先取するか、試合終了時にポイントが多かった方が勝利する。

日本は初戦のアメリカ戦を加納虹輝、山田優、見延和靖の3人でスタートし、途中で宇山賢が見延と交代。45-39で勝利した。続くフランスとの準々決勝からは、山田、加納、宇山賢のメンバーで臨んだ。

フランスは五輪を3連覇している優勝候補。第8試合まで優勢に進め、最終第9試合でヤニック・ボレルが44-43として先にマッチポイントを握ったが、加納が2ポイントを連取して日本が逆転勝ちした。

準決勝は日本が韓国を相手に序盤で大きくリードし、45-38で勝利。

決勝の相手はロシア・オリンピック委員会(ROC)。日本は第1試合で山田がセルゲイ・ビダに5-4として勝ると、中盤はポイントの取り合いに。それでもリードは譲らず、最後の第9試合で加納がビダを8-3で突き放し、日本が45-36でROCを下した。

試合後のインタビューで、宇山は「相手がやりにくそうにやってくれたので、自分のやってきたフェンシングが間違いじゃないと確認して決勝まで続けた」と話した。

山田は「仲間と一緒に表彰台の一番高いところに立てるのはうれしい。決勝よりも1回戦が緊張した。諦めずに勝負する気持ちを忘れずにやったことは大事だった」と話した。

見延は、エペがフェンシングの中でも最も権威ある種目だとし、「日本フェンシングの今後の発展へ大きな一歩を踏み出した。歴史的な瞬間になった」と喜んだ。

バドミントン混合ダブルスで日本初メダル

バドミントン混合ダブルスの渡辺・東野ペアは、武蔵野の森総合スポーツプラザで3位決定戦に臨んだ。28日の準々決勝ではタイのペアに、29日の準決勝では中国のペアにそれぞれ勝利して、この日を迎えた。

日本ペアは第1ゲーム、香港の鄧俊文・謝影雪ペアを相手に序盤からリードすると、着実に点差を広げ21-17で先取。第2ゲームは香港ペアが8-4と優位に試合を進めたが、日本はここから渡辺の強烈なスマッシュや、東野のネット前の素早い反応などで4ポイント連取し、同点とした。

香港は中盤、5ポイントを続けて取って再び15-10とリードしたが、日本は抜群のコンビネーションで得点を重ね、20-18でマッチポイント。香港ペアはここから2ポイントを返してデュースに持ち込み粘りをみせたが、最後は渡辺が押し込み、日本が23-21で決着をつけた

その直後、中学時代から10年以上ペアを組んできた渡辺と東野はコート上で抱き合い、1学年下の渡辺が「ありがとう!」と大声を上げた。

表彰式後のインタビューで渡辺は、「狙っていたのは金メダルですけど、それでもメダルを持ち帰れることを誇りに思う」と話した。

東野は「10年間、勇大君と組んできて(勝てない時期があったなど)苦しいこともあったが、今こうしてみると本当に幸せな時間だったと思う」と述べた。

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