巨人・山下航汰が支配下復帰をかけオリックス戦スタメン 原監督との意外な共通点も

山下航汰

巨人の原辰徳監督(63)が30日に、31日に行われるエキシビジョンマッチ・オリックス戦(京セラ)で山下航汰外野手(20)をスタメン起用する意向を明かした。

若き安打製造機として期待される山下は、昨季には一塁でのスタメンのチャンスを掴みかけるも、開幕直前に右手首付近の有こう骨を骨折。完治したのちも右肘痛が悪化するなどケガに苦しみ、育成契約での再スタートとなった。

28日にジャイアンツ球場で行われた一軍全体練習から合流した山下。後半戦での支配下復帰を目指し「振りに行く姿勢、フルスイングなどを見てほしいです。結果を残して、何とか支配下になって、一軍でゆくゆくはレギュラーになれるように頑張ります」と闘志を燃やした。

非凡な打撃センスに対し、原監督の期待も大きい。「このところ少し良くなった。じゃあもう1回見てみようと。まだ枠があるわけだし」と招集理由を説明。同時に、エキシビジョンマッチ初戦で「左翼」で先発出場させることも明言した。

さらには、強打者が負いやすいという有こう骨の骨折を指揮官自身も現役時代に経験したこともあり「そう、有こう骨。いい打者になるらしいよ」と冗談めかしながら、山下の成長に期待した。

エキシビジョンマッチでは、山下を含めた二軍の若手野手6人が出場予定。後半戦の一軍定着を賭けて、夏のサバイバルレースを勝ち抜いていく。

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