「甲子園で“長商魂”見せて」 長崎商業が壮行会 全国での飛躍誓う

5年ぶり8度目の夏の甲子園へ決意を新たにした選手たち=長崎市、長崎商高グラウンド

 第103回全国高校野球選手権長崎大会を制した長崎商の優勝報告会と甲子園(8月9日開幕)壮行会が30日、長崎市の同校グラウンドで行われた。選手たちは全校応援の力に感謝し、全国でのさらなる飛躍を誓った。
 夏の甲子園は5年ぶり8度目の出場。この日は、長崎大会の表彰状や優勝旗、盾を手に入場する選手たちを、生徒や教職員が手拍子で迎えた。
 長崎大会決勝は九回2死無走者から追いつき、延長で勝ち越した。小柳勝彦校長は「誰がこのドラマを予想できただろうか。諦めてはいけない姿勢を学んだ」と、スタンドの応援を含めて学校が一体となった瞬間を振り返った上で「甲子園でも自信と誇りを胸に、ユニホームを真っ黒にして長崎商の名前をとどろかせてほしい」と激励した。
 続いて、西口博之監督が「やればできるということを体現してくれた。甲子園で“長商魂”をさらに見せて、必ずや勝ってみなさんで校歌を歌いましょう」と呼び掛け、登録選手を一人一人紹介。青山隼也主将が「積み上げてきた練習を信じて最後まで攻めることができた。聖地、甲子園で1試合でも多く野球ができるように精いっぱい頑張る」と決意表明した。
 応援部や生徒会の本多かん奈会長らがエールを送り、最後は同窓会や保護者会メンバーを含めた全員で校歌斉唱と万歳三唱をして士気を高めた。


© 株式会社長崎新聞社