〈動画あり〉有志町内が合同参拝 疫病退散を祈願 直江津祇園祭〝最終日〟に 八坂神社

 上越市の直江津地区連合青年会は29日、上越市西本町4の八坂神社で合同参拝を行った。

連合青年会の役員を皮切りに、有志町内の青年会役員が参拝した

来年は盛大に

 同日は本来ならば直江津祇園祭の最終日。直江津19町内の屋台が次々と同神社を訪れ、御饌米を奉納し祭りのクライマックスを飾る。昨年に続きコロナ禍で祇園祭が中止となったが、祇園祭の本来の目的である疫病退散の祈願のため、合同での参拝を行うことにした。

 参拝には有志町内の青年会役員が参加し、御饌米奉納と同じく夜に実施。町内ごとに本殿内に入り、岩片稔彦宮司(42)からおはらいを受けた。

 連合青年会の笠原勇気会長(44、御幸町)は「祇園祭が中止となっても、できることがないかと考え参拝した。たくさんの町内に協力してもらい、感謝したい。祭りは直江津の皆さんの心のよりどころ。来年は盛大に盛り上げるため、準備をしていきたい」と語った。

 同日の日中には同神社の例大祭を実施。岩片宮司は「青年会の皆さんの参拝を心強く、うれしく思う」と話していた。

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