【東京五輪】快挙から一夜明け フェンシング団体男子エペが会見 「エペジーン」についても言及

フェンシングエペ男子団体の(左から)宇山賢、加納虹輝、見延和靖、山田優

東京五輪のフェンシング団体男子エペで金メダルを獲得した見延和靖(34=ネクサス)が2つの目標を語った。

日本フェンシング史上初となる快挙から一夜明けた31日、宇山賢、加納虹輝、山田優とメダリスト会見に臨んだ見延は「団体で絶対金メダルを取るんだと思い描き続けてきた。その夢がかなってフェンシング界に大きな一歩を踏む出すことができた」と胸を張った。

北京五輪のフェンシング個人フルーレの銀メダリストで国際フェンシング連盟副会長の太田雄貴氏(35)も「見延選手がいたから今のエペがある」というほどその貢献度を認められているが、本人は「恐れ多い」と謙遜。それでもすでに3年後のパリ五輪に目を向け「個人だけじゃなく団体も出たい。2冠したいです」と豪語した。

さらに、チームの合言葉で試合中に口にしていたことから話題となっている「エペジーン」についても言及。五輪で生まれた名言は、その年の流行語大賞の候補に挙げることが多い。

その思いを問われると「僕たちのプレーでジーンと感動を届ける思いを込めている。小さな幸せ、小さな親切があった時に『今、エペジーンとしたー』という使い方をしてもらえればみんなもエペジーンの仲間入りです」と、より浸透させる意欲をのぞかせた。

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