スズキ 新型アルトワークスは初のマイルドハイブリッド搭載!? 先進装備の充実で車重はキープし、価格は160万円スタートか!?

軽自動車のハイパフォーマンスモデルといえばスズキ アルトワークスだ。現行モデルは2015年デビューと、今年2021年に6年目を迎えているとあって、新型アルトワークスの登場に期待が高まっている。そこで今回はまもなく登場する予定の新型アルトワークスを今わかっている情報をもとに予想していこう。

スズキ アルトワークス

新型アルトワークスまもなくの登場か!?

1988年デビューの初代アルトワークスは当時の税制で有利であった商用車モデルとして販売。その後2代目が1994年に、そして3代目が1998年に投入された

スズキ アルトワークスといえば、軽自動車界きってのハイパフォーマンスモデルである。現行アルトワークスは4代目モデルにあたり、先代モデルは2000年に生産が終了されていたために、現行モデルはじつに15年ぶりの復活であった。

振り返ってみると2000年以降の自動車は燃費重視のモデルが台頭し、アルトワークスのようなハイパフォーマンスモデルにとっては厳しい時代であった。

2010年代に入ると、燃費重視のモデルの普及とともにハイパフォーマンスモデルも復活しつつあった。その筆頭が、ホンダ S660やダイハツ コペン、そしてスズキ アルトワークスである。

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まずは新型アルトを投入! 燃費は30km/Lに近づく可能性あり

現行アルトの魅力は燃費と歴代モデルを彷彿とさせるデザインにある。新型アルトもまた、過去のモデルのエッセンスを投入した、どこか懐かしいデザインとなる

アルトワークスはその名の通り、スズキ アルトの派生モデルである。今後の流れとしてはベースとなるアルトをフルモデルチェンジし、その後にアルトワークスが追加されるというイメージである。すでに新型アルトの内外装デザインとマイルドハイブリッド化されることが判明している。

現行モデルのWLTCモード燃費は25.8km/Lをマークしているが、マイルドハイブリッド搭載に際して30km/Lに近い数値を記録する可能性も大いにあるのだ。

新型アルトの内装は現行モデルと似た仕上がりとなる。運転席と助手席にシートヒーター、そして2つのUSBポートなど快適性が向上されるのだ

先進安全装備も、現在の赤外線を利用したレーダーブレーキサポートではなく、2つのカメラで制御するデュアルカメラブレーキサポートが採用される予定だ。機能としては衝突被害軽減ブレーキはもちろん、前後方誤発進抑制機能など必要十分な内容となっている。ちなみに長距離移動で活躍してくれるクルーズコントロールは装備されない見込みだ。

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新型アルトワークスは車重をキープし、先進装備を充実!? 価格は10万円アップか!?

新型アルトに続きアルトワークスもマイルドハイブリッドを搭載する可能性大

そして今回の本題であるアルトワークスである。現行モデルと同様にマニュアル仕様は当然として、ベースのアルト同様にマイルドハイブリッドを搭載する可能性が高い。

現行アルトワークスの車重は670kgと驚異的に軽いボディーが魅力であるが、新型モデルは車体本体は軽量化されるにせよ、先進安全装備の充実により車重は現行モデルと同等となる見込みである。

現行アルトワークスは約154万円〜という価格設定にもかかわらず、レカロシートを全車標準とするなど、内容を考えるとバーゲンプライスなのだ

最大の関心事である価格であるが、今のところ編集部としては確固たる情報を得ていない状態である。先に挙げた情報から考えるに、価格が上昇するとしても現行モデル+10万円程度に抑えてほしいところだ。具体的には、現行アルトワークスが約154万円〜のため160万円スタートといったイメージだろうか。

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ホンダ S660なき今、新型アルトワークスに期待大

未だ新型アルトワークスの販売時期、もっといえばベースモデルのアルトのフルモデルチェンジ情報も具体的に出ていない状況である。

だが、その一方で現行モデルが販売から6年目を迎えていることから、まもなく新型モデルが登場するのではないだろうか? ホンダ S660が姿を軽した今、新型アルトワークスに期待が高まるばかりである。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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