只見線 会津川口―只見 不通区間の3鉄橋復旧、新たなトラス構造や橋桁が出現

福島県 会津若松駅から新潟県 小出駅まで36駅 135.2kmにおよぶ山岳ローカル線―――只見線。

その只見線は2011年豪雨で複数の橋りょうが流され、現在、会津川口~只見 27.6km が不通。バス代行輸送が行われている。

いま只見線の不通区間 会津川口~只見を復旧すべく、関係者の尽力で、流された橋りょうなどの新設工事がすすんでいる。

現状では、2022(令和4)年度 上半期に復旧工事を完了させ、訓練運転などを重ねて、2022(令和4)年中の運転再開をめざしている。

第5只見川橋りょう(流失)

第5只見川橋りょうは、曲弦トラス構造の鉄橋が残り、その先の会津川口方の橋桁などが流出。現在は、橋脚・桁架設の施工完了、軌道工事を施工中。

第6只見川橋りょう(流失)

本名駅付近にある第6只見川橋りょうは、アンダートラス構造の鉄橋や橋脚などが流出。現在は橋脚の施工完了、桁架設を施工中。

新たな曲弦トラス構造の鉄橋が出現し始めた。

第7只見川橋りょう(流失)

会津横田~会津大塩にある第7只見川橋りょうは、第6只見川橋りょうと同じくアンダートラス構造の鉄橋や橋脚などが流出。

現在は橋脚・桁架設・軌道工事の施工が完了し、曲弦トラス構造の鉄橋が出現し始めた。

第6・第7ともに、線路の下にトラス構造をもつ鉄橋から、洪水流に干渉しないよう、線路の上にトラスが架かる鉄橋に架け替えられた。

―――そのほか、復旧工事全区間で、まくらぎなど軌道設備の老朽取替や信号通信ケーブルの敷設工事の施工が同時にすすんでいる。

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