東京五輪のバレーボール女子日本代表が31日に行われた1次リーグの韓国戦(有明アリーナ)でフルセットの激闘の末に2―3と敗れて決勝トーナメント進出へ崖っぷちに立たされた。
宿敵同士の日韓戦は手に汗握る死闘となったが、19―25、25―19、22―25、25―15、14―16で最後は力尽き、黒星を喫した。
負傷から復帰した日本のエースの古賀紗理那(25=NEC)は「今日の試合は絶対勝たないといけない試合なので負けてしまって悔しい」と敗戦にガックリ。中田久美監督も「…。悔しいです」と数秒間言葉が出ないほどだった。
一方で、勝利した韓国ではお祭り騒ぎ。韓国紙「江原道民日報」は「運命の韓日戦に勝利して8強だ!」と速報。「スポーツトゥデー」も「韓日戦で爽快な勝利だ」などと一斉に報じた。
さらに、この日行われた他の球技の結果を踏まえて「スポーツ韓国」は「野球もサッカーも負けたが、韓国民には女子バレーボールがあった!」と日韓戦勝利の意義を強調した。
これで日本は1勝3敗で決勝トーナメント進出に黄信号。中田ジャパンにとって痛すぎる黒星となってしまった。