海馬先輩、優勝を! 石垣・少年野球チーム 奪三振に歓声

 【石垣】東京五輪の野球で石垣市出身の平良海馬投手(八重山商工高出、西武)がメキシコ戦に登板した31日、平良投手が小学生時代に所属した少年野球チーム、真喜良サンウェーブ野球部の選手らは市内で試合をテレビ観戦した。選手たちは目を輝かせて平良投手を応援した。 平良投手は八回裏に登板。先頭打者を三振に打ち取ると選手たちは手をたたいて喜んだ。2死一塁から2点本塁打を打たれた場面では「あぁ」とため息が漏れたが、最終打者を再び三振で打ち取ると飛び上がらんばかりの喜びが広がった。

 チームの主将で6年生の平良飛雄さん(11)は「勝って良かった。平良投手は本塁打を打たれたけど、その後を三振に打ち取ってすごい。優勝してほしい。金メダルが見たい」とさらなる活躍を期待した。

 投手を務める6年生の内原悠翔さん(11)は「粘りの投球で、先輩としてすごい。さすがだと思った。海馬先輩みたいに抑えられるようになりたい」と憧れの大先輩に誇らしげだった。

© 株式会社琉球新報社